すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2011-01-01から1年間の記事一覧

雪冤  (ねこ3.7匹)

大門剛明著。角川文庫。 15年前、京都。男子学生と十九歳の女性が殺され、一人の男が逮捕された。元弁護士の八木沼悦史は、死刑囚となった息子・慎一の冤罪を信じ、一人活動をしていた。だが、息子は面会を拒絶、弁護士に無罪を訴える手記を手渡す。一方、殺…

アジャストメント

監督/ジョージ・ノルフィ 出演/マット・デイモン エミリー・ブラント アンソニー・マッキー 2011/アメリカ/SF(106分) 最近マット・デイモンが好きでね。「ボーン・アイデンティティー」観たんだけど、なかなか良くて。 でも、これはジャケッ…

恐ろしい玩具/The Case of the Deadly Toy  (ねこ3.7匹)

E・S・ガードナー著。ハヤカワ文庫。 ノーダに嫌がらせの郵便が次々に送られ始めたのは、彼女が富豪の息子マーヴィンとの婚約を解消してからだ。彼の仕業と思われたが確証はなかった。ある日、ノーダはマーヴィンの先妻ロレインに招待された。その夜、ノー…

ゾンビーノ

監督/アンドリュー・カリー 出演/キャリー=アン・モス ビリー・コノリー ディラン・ベイカー クサン・レイ 2007/カナダ/ホラー(※PG-12/91分) ホラーっつーか、ホラーコメディ。ジャケットも庭で芝刈りをするゾンビくんを囲んでファミリー…

図書館内乱  (ねこ3.7匹)

有川浩著。角川文庫。 図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。そんな時、検閲機関…

もはや死は存在しない/No More Dying Then  (ねこ3匹)

ルース・レンデル著。角川文庫。 ”聖ルカの小さな夏”と呼ばれる小春日和の一日が終ろうとする頃、少年行方不明の報がキングズマーカム署に届いた。最近ロンドンから移ってきた母子家庭の10歳になる少年である。捜索隊が組織されたが、見つからないまま、そ…

夏草の記憶/Breakheart Hill  (ねこ4匹)

トマス・H・クック著。文春文庫。 名医として町の尊敬を集めるベンだが、今まで暗い記憶を胸に秘めてきた。それは30年前に起こったある痛ましい事件に関することだ。犠牲者となった美しい少女ケリーをもっとも身近に見てきたベンが、ほろ苦い初恋の回想と…

戦慄のシャドウファイア/Shadowfires  (ねこ3.5匹)

ディーン・R・クーンツ著。扶桑社ミステリー文庫。 エリック・リーベン=天才的な遺伝子工学者。彼はその才能を武器にベンチャービジネスを成功させ、莫大な財を築いていたが、別居中の妻レイチェルと口論した直後、自動車にはねられて即死した。しかし、奇…

ミハスの落日  (ねこ4.2匹)

貫井徳郎著。新潮文庫。 一面識もない財界実力者に呼び出された青年ジュアン。訪れたミハスの地で明かされたのは、亡き母の記憶と、30年前に起きた密室殺人の真相であった。スペインを舞台にした表題作他、憧れの女性に裏切られ、殺意を抱いた男が予期せぬ…

雪の死神/La Mort des Neiges  (ねこ3.9匹)

ブリジット・オベール著。ハヤカワ文庫。 目も見えず口もきけない、全身麻痺のエリーズは、二年前に解決した殺人事件が小説化され、一躍有名になった。雪山を訪れた彼女に偏執的なファンから立て続けに不気味なプレゼントが届く。警察に届けたところ、麓の町…

メルカトルかく語りき  (ねこ3.8匹)

麻耶雄嵩著。講談社ノベルス。 ある高校で殺人事件が発生。被害者は物理教師、硬貨ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人!銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎ…

幸運の25セント硬貨/Everything's Eventual II  (ねこ3.4匹)

スティーヴン・キング著。新潮文庫。 ベッドの枕に置かれた封筒。中には祝福の手紙(「きみはついてるな!」)と25セント硬貨。チップとも呼べない少額すぎるそのコインが、ホテルのメイドにもたらした幸運とは……市井の普通の人間に訪れた特別な瞬間を、名…

映画漬け・34 (*^^)ノ

どうもみなさまこんばんは。 暑いったらありゃしませんね。27度にしたら寒い、28度にしたら暑い部屋に住んでいますがどうすればいいのでしょう。 ということで「27度にしてタオルケットをかぶる」か「28度にして扇風機もつける」かどちらが快適か真…

方舟は冬の国へ  (ねこ3.7匹)

西澤保彦著。光文社文庫。 カメラと盗聴器で監視された別荘で、初対面の女性と少女と、仲睦まじい「家族」を演じる。失業中の十和人が請けた仕事は、そんな奇妙なものだった。期間は一ヶ月。そして、法外な報酬。いったい、誰が?なんのために?滞在を始めた…

飛蝗の農場/The Locust Farm  (ねこ3.5匹)

ジェレミー・ドロンフィールド著。創元推理文庫。 ヨークシャーの荒れ野で農場をいとなむキャロルの前に謎めいた男が現れた。一夜の宿を請われ断わるの段を経て、不幸な経緯から、ショットガンで男に傷を負わせたキャロル。看護の心得のある彼女は応急処置を…

ブルータスの心臓  (ねこ3.6匹)

東野圭吾著。光文社文庫。 産業機器メーカーで人工知能ロボットの開発を手がける末永拓也。将来を嘱望される彼は、オーナーの末娘・星子の婿養子候補になるが、恋人・康子の妊娠を知り、困惑する。そんな矢先、星子の腹違いの兄・直樹から、同僚の橋本ととも…

映画漬け・33 (^^)ノ

どうもみなさまこんばんは。お久しぶりです~。覚えてますか~ゆきあやですよ~^^;サボっててすいません^^; 本もまあまあ読んでますし映画もたっぷり観ておりますが、記事になるかどうかは神のみぞ知る^^; 近況としましては、わたくし先週東京に行…

映画漬け・32 (^^)ノ

どうもみなさまこんばんは。 10日ほど前になりますが、遂にわたくしブルーレイレコーダー(7まん5せんえーん)を購入いたしましたぜ。金がない金がないと連呼して来ましたが、ほんとにないわけじゃないス(笑)。今まで録画したディスクも編集出来るとい…

深泥丘奇談・続  (ねこ3.8匹)

綾辻行人著。角川文庫。 もうひとつの京都―「深泥丘」世界へ誘拐されてみませんか?妖しい眩暈とともに開く異界の扉。誰もいない神社の鈴が鳴り響き、甲殻類の怨念が臨界点に迫り、町では桜が狂い咲く。超音波検査で見つかる“心の闇”、霧の日に出現する謎の殺…

閉ざされた夏  (ねこ3.5匹)

若竹七海著。光文社文庫。 夭逝した天才作家の文学記念館で、奇妙な放火未遂が相次いだ。和気あいあいとした記念館の雰囲気は一変し、職員たちの言動にもおかしな様子が……。新入り学芸員とミステリ作家の兄妹が、謎を追い始める。そんな折り、同僚の一人が他…

四月の橋  (ねこ3.6匹)

小島正樹著。講談社ノベルス。 探偵役は鹿児島弁の抜けない弁護士川路弘太郎。リバーカヤックが趣味のせいか、川では死体に出会い、河口で発見された死体の殺害犯として逮捕された容疑者の弁護を引き受ける。知り合いの女弁護士の父親だったからだ。前作で見…

眠れぬ夜の殺人  (ねこ3.7匹)

岡嶋二人著。講談社文庫。 ちょっとしたイザコザに巻き込まれ、逃げようとして相手の体に触れたとたん、その人は倒れ、打ち所が悪く……。大都会・東京ならではの、そんな殺人事件が連続発生。だが逮捕されなかった加害者には、死者からの脅迫状が届く!動き出…

映画漬け・31 (`▽´)ノ

どうもみなさまこんばんは。 皆様いかがお過ごしですか。さてわたくしゆきあや、先日の日曜のこと法事の帰りにナンパされました。日○橋地下にある行きつけの本屋でいつものごとくニノたん掲載雑誌を漁っておりましたら、突然スタイリッシュな恰好のお爺さん…

呪われた少女/The Mask  (ねこ3.7匹)

ディーン・R・クーンツ著。扶桑社ミステリー文庫。 深夜、路上で車にはねられた謎の美少女。あやうく彼女を轢きかけた精神科医のキャロルは、その少女を引き取り、彼女の記憶を呼びもどすための催眠療法を行うことになった。ある日、少女はだれかの名前を呼…

アクセス  (ねこ3.5匹)

誉田哲也著。新潮文庫。 親友の死から立ち直るまもなく、可奈子の携帯が着信した。電源を切っても聞こえる押し殺した笑い声――「おまえが殺した」。毎日はフツーだった。そう、「2mb.net」を知るまでは。誰かを勧誘すればネットも携帯も無料というブロバイダ…

爛れた闇の帝国  (ねこ3.8匹)

飴村行著。角川書店。 高校2年生の正矢は生きる気力を失っていた。先輩でもあり不良の崎山が、23歳も年の離れた正矢の母親と付き合い出し、入り浸るようになったのだ。学校も退学し、昼間からぶらぶらと過ごす正矢に、小学生の頃から親友同士の晃一と絵美子…

映画漬け・30 (ρ゜∩゜)ノ

どうもみなさまこんばんは。花粉症による肌荒れもほぼ治り、気力も上がって参りましたゆきあやです。 そんなこんなでわたくし先日、5年ぶりに携帯を購入しました。事情があり機種変じゃなくて新規でと言ったらお姉さんがメチャ怖い顔で「番号が変わりますよ…

ALONE TOGETHER  (ねこ3.9匹)

本多孝好著。双葉文庫。 「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。「女性といってもその子はまだ十四歳……。私が殺した女性の娘さんです」二つの波長が共鳴するときに生まれる、その静かな物…

竜が最後に帰る場所  (ねこ4.3匹)

恒川光太郎著。講談社。 恒川光太郎が五つの物語で世界を変える―。風を、迷いを、闇夜を、鳥を。著者はわずか五編の物語で、世界の全部を解放してしまった――。静謐な筆致で描かれた短編は、小説の新たな可能性を切り拓く!(紹介文引用) 遅れを取りましたが…

蒲生邸事件  (ねこ3.6匹)

宮部みゆき著。文春文庫。 予備校受験のために上京した受験生・孝史は、二月二十六日未明、ホテル火災に見舞われた。間一髪で、時間旅行の能力を持つ男に救助されたが、そこはなんと昭和十一年。雪降りしきる帝都・東京では、いままさに二・二六事件が起きよ…