すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2023-01-01から1年間の記事一覧

~2023すべ猫ランキングがすごい~

みなさまこんばんは。今年もランキングの時期がやってきました~。ただいま29日の22時、ツマミになる話を観ながらダラダラ書いております。 今年の読書数は107冊。3ケタは維持しましたが過去最低冊数ですなあ~。。。読むスピードがそもそも遅くなっ…

アウトサイダー/The Outsider  (ねこ4匹)

スティーヴン・キング著。白石朗訳。文藝春秋(Kindle)。 平穏な町で起きた、11歳の少年の惨殺事件。ラルフたち地元警察は、複数の目撃証言を得て、高校の教師で少年野球のコーチとしても慕われるテリーを逮捕した。しかし、彼には完璧なアリバイがあること…

僕が死んだあの森/Trois Jours Et Une Vie  (ねこ3.6匹)

ピエール・ルメートル著。橘明美訳。文春文庫。 12歳の少年アントワーヌの日常は、突然暗転した。ある不運な出来事が引き金となり、隣家の男の子を森で衝動的に殺してしまったのだ。死体を隠して慌てて立ち去るが、幼い子の失踪事件に村は騒然、やがて憲兵…

野外上映会の殺人/Death Under the Stars  (ねこ3.8匹)

C・A・ラーマー著。高橋恭美子訳。創元推理文庫。 クリスティの『白昼の悪魔』を映画化した『地中海殺人事件』の野外上演会、もちろん〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉はそろって参加した。ところが映画が終わったとき、ブッククラブの隣の女性が絞殺…

一九六一 東京ハウス  (ねこ3.7匹)

真梨幸子著。新潮社。 六十年前の団地体験で賞金五百万円――って、これ現実!? 昭和と令和が交錯するイヤミス新次元! 賞金につられてリアリティショーに集まった二つの家族。古き佳き時代であるはずの昭和の生活は、楽じゃないどころか、令和の今より地獄の格…

スター  (ねこ3.8匹)

朝井リョウ著。朝日新聞出版。 「どっちが先に有名監督になるか、勝負だな」 新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した 立原尚吾と大土井紘。ふたりは大学卒業後、 名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道を選ぶ。 受賞歴、再生回数、完…

刑事弁護人  (ねこ3.5匹)

薬丸岳著。新潮社。 ある事情から刑事弁護に使命感を抱く持月凛子が当番弁護士に指名されたのは、埼玉県警の現役女性警察官・垂水涼香が起こしたホスト殺人事件。凛子は同じ事務所の西と弁護にあ たるが、加害者に虚偽の供述をされた挙げ句の果て、弁護士解…

忌名の如き贄るもの  (ねこ4.2匹)

三津田信三著。講談社文庫。 生名鳴地方虫絰村に伝わる「忌名の儀式」。自らに降り掛かる災厄をすべて実体のない忌名に託す儀式の最中に、村の有力者・尼耳家の跡継ぎが殺される。「決して振り向いてはいけない」儀式中に右目を刺され命を落とした被害者。時…

グレイラットの殺人/Dead Ground  (ねこ4匹)

М・W・クレイヴン著。東野さやか訳。ハヤカワ文庫。 貸金庫を襲った強盗団が、身元不明の遺体と鼠の置物を残して姿を消した。3年後、サミット開催が迫るなか要人を搬送するヘリコプター会社の社長が殺される。テロを警戒した政府はポーに事件の捜査を命じる…

罪人の選択  (ねこ3匹)

貴志祐介著。文藝春秋。 2年半の沈黙を破り、満を持して世に放つ貴志祐介ワールド全開の作品集。 最新SF「赤い雨」は、パンデミックが起きたときあらわになる人間の本性を描いた、今読むべき一作。 表題作は、著者自身が「ここまで強いテンションを維持した…

みとりねこ  (ねこ3.7匹)

有川ひろ著。講談社。 稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。 時間は有限。出逢いは無限。 『旅猫リポート』外伝2編も収録! 猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。 もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並…

オール・ノット  (ねこ3.2匹)

柚木麻子著。講談社。 友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。 貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。 「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」 彼…

4月1日のマイホーム  (ねこ3.8匹)

真梨幸子著。実業之日本社。 東京都S区の分譲住宅「畝目4丁目プロジェクト」。 念願の新居に胸膨らませ引っ越してきた住人たちだが、ある家から死体が見つかった。 この土地にはかつて、昭和30年代に往年のスター・未唯紗英子が建てたアパートメントがあり…

ナイフをひねれば/The Twist of a Knife  (ねこ4.2匹)

アンソニー・ホロヴィッツ著。山田蘭訳。創元推理文庫。 「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。その翌週、ロンドンで脚本を手がけた戯曲の公演が始ま…

十戒 (ねこ4.5匹)

夕木春央著。講談社。 殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。 浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。 島の視察を終えた翌朝、不動産会…

ゴリラ裁判の日  (ねこ4匹)

須藤古都離著。講談社。 カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。手話を使って人間と「会話」もできる。カメルーンで、オスゴリラと恋もし、破れる。厳しい自然の掟に巻き込まれ、大切…

沖縄旅行記 ~道の駅と美ら海・2日目3日目~

沖縄旅行2日目。おはようございます。今日も晴天です。ちょっとぐらい曇ってくれてもいいんだよ。 朝ごはんを食べずに、ブランチ扱いで「おんなの駅」へゴー。(恩納、と書きます) ここも以前行ったのですが、台風にぶち当たってしまったので不完全燃焼で…

沖縄旅行記 ~ジェットスターで行く!貧乏グルメ旅行・1日目~

どうもみなさんこんにちは。 先日10月31日から2泊3日の沖縄旅行に行って参りました~。 食事にお金をかけて、なるべく安く行こう!ということで、初めてのジェットスターに乗っての旅。5時に起きて、あれこれ乗り継いで、関西空港に着いてさあ出発! …

琥珀の夏  (ねこ4匹)

辻村深月著。文春文庫。 かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、 少女の白骨遺体が見つかった。 ニュースを知った弁護士の法子は、無騒ぎを覚える。 埋められていたのは、ミカちゃんではないかーー。 小学生時代に参加した<ミライの学…

ユア・プレゼント Your present・Red  (ねこ3.8匹)

青山美智子著。PHP研究所。 2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が贈る、大好評アート×ショート・ショート第2弾!華やかな赤い水彩画と心動かす物語を48篇、オールカラーで収録。本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアー…

8つの完璧な殺人/Eight Perfect Murders  (ねこ3.8匹)

ピーター・スワンソン著。務台夏子訳。創元推理文庫。 ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。マルコムは10年前、犯罪小説史上もっとも利口で、もっとも巧妙で、もっとも成功確実な“完璧な殺人”が登場する8作を選んで、店のブログに…

歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理  (ねこ3.8匹)

三津田信三著。角川書店。 瀬戸内にある波鳥町。その町にある、かつて亡者道と呼ばれた海沿いの道では、日の暮れかけた逢魔が時に、ふらふらと歩く亡者が目撃されたという。かつて体験した「亡者」についての忌まわしい出来事について話すため、大学生の瞳星…

私雨邸の殺人に関する各人の視点  (ねこ3.5匹)

渡辺優著。双葉社。 嵐の私雨邸に取り残された11人の男女。 資産家のオーナーは密室で刺殺され、世にも珍しい〈探偵不在〉のクローズド・サークルが始まる。 館に集ったのは怪しい人物ばかり。いったい誰が犯人を当てるのか。各人の視点からなされる推理の先…

小説家と夜の境界  (ねこ3.8匹)

山白朝子著。角川書店。 幸福な作家など存在しない――山白朝子による業界密告小説。 私の職業は小説家である。ベストセラーとは無縁だが、一応、生活はできている。そして出版業界に長年関わっていると、様々な小説家に出会う。そして彼らは、奇人変人である…

フォトミステリー  (ねこ3.8匹)

道尾秀介著。WANI BOOKS。 世の中にすでに存在する写真に文を添えることでまったくあたらしい物語が生まれた―― 道尾秀介による危険な悪戯 写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。 読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。短い…

ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編  (ねこ3.6匹)

井上真偽著。小学館。 新・読書体験。驚愕のパラレルミステリー! 古き良き商店街で起きた不穏な事件。探偵役は三姉妹と四兄弟、事件と手がかりは同じなのに展開する推理は全く違う!? 〈Brother編〉との「両面読み」がおすすめです!(紹介文引用) <BROTHER…

幸運には逆らうな/Soldiers of Fortune  (ねこ3.9匹)

ジャナ・デリオン著。島村浩子訳。創元推理文庫。 独立記念日を迎え、祝賀ムードのシンフルの湿地で爆発事故が発生。現場は密造酒の製造所だと思われていた建物だが、事故がきっかけで作られていたのは覚醒剤だったことが発覚する。爆発の巻き添えで友人が負…

でぃすぺる  (ねこ4匹)

今村昌弘著。文藝春秋。 『屍人荘の殺人』の著者が仕掛ける ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ 小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。 ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、〝掲示係〟に立候補する。この地味で…

ぎんなみ商店街の事件簿 BROTHER編

井上真偽著。小学館。 史上初! ひとつの事件にふたつの真実『ぎんなみ商店街の事件簿』は、〈Sister編〉〈Brother編〉ともに全3話で構成されています。 各話で起きる【事件】は〈Sister編〉〈Brother編〉ともに同じものです。 〈Sister編〉では内山家三姉妹…

最後の祈り  (ねこ3.7匹)

薬丸岳著。角川書店。 東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。牧師である宗佑は、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。今までは人を救…