2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
貴志祐介著。文藝春秋。 2年半の沈黙を破り、満を持して世に放つ貴志祐介ワールド全開の作品集。 最新SF「赤い雨」は、パンデミックが起きたときあらわになる人間の本性を描いた、今読むべき一作。 表題作は、著者自身が「ここまで強いテンションを維持した…
有川ひろ著。講談社。 稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。 時間は有限。出逢いは無限。 『旅猫リポート』外伝2編も収録! 猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。 もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並…
柚木麻子著。講談社。 友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。 貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。 「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」 彼…
真梨幸子著。実業之日本社。 東京都S区の分譲住宅「畝目4丁目プロジェクト」。 念願の新居に胸膨らませ引っ越してきた住人たちだが、ある家から死体が見つかった。 この土地にはかつて、昭和30年代に往年のスター・未唯紗英子が建てたアパートメントがあり…
アンソニー・ホロヴィッツ著。山田蘭訳。創元推理文庫。 「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。その翌週、ロンドンで脚本を手がけた戯曲の公演が始ま…
夕木春央著。講談社。 殺人犯を見つけてはならない。それが、わたしたちに課された戒律だった。 浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。 島の視察を終えた翌朝、不動産会…
須藤古都離著。講談社。 カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。手話を使って人間と「会話」もできる。カメルーンで、オスゴリラと恋もし、破れる。厳しい自然の掟に巻き込まれ、大切…
沖縄旅行2日目。おはようございます。今日も晴天です。ちょっとぐらい曇ってくれてもいいんだよ。 朝ごはんを食べずに、ブランチ扱いで「おんなの駅」へゴー。(恩納、と書きます) ここも以前行ったのですが、台風にぶち当たってしまったので不完全燃焼で…
どうもみなさんこんにちは。 先日10月31日から2泊3日の沖縄旅行に行って参りました~。 食事にお金をかけて、なるべく安く行こう!ということで、初めてのジェットスターに乗っての旅。5時に起きて、あれこれ乗り継いで、関西空港に着いてさあ出発! …
辻村深月著。文春文庫。 かつて、カルトだと批判を浴びた<ミライの学校>の敷地跡から、 少女の白骨遺体が見つかった。 ニュースを知った弁護士の法子は、無騒ぎを覚える。 埋められていたのは、ミカちゃんではないかーー。 小学生時代に参加した<ミライの学…
青山美智子著。PHP研究所。 2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が贈る、大好評アート×ショート・ショート第2弾!華やかな赤い水彩画と心動かす物語を48篇、オールカラーで収録。本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアー…