すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

~2020すべ猫ランキングがすごい!~

皆様こんにちは。今年もこの季節がやって参りました。 今年は大変な一年でしたが、まあ思うこともやってきたことも皆さん同じでしょうからそこにはあまり言及しないでおきます。テンション下がりますのでね。。作家さんの訃報も相次ぎ、(浦賀和宏先生、小林…

三幕の殺人/Three Act Tragedy  (ねこ3.9匹)

引退した俳優が主催するパーティで、老牧師が不可解な死を遂げた。数カ月後、あるパーティの席上、俳優の友人の医師が同じ状況下で死亡した。俳優、美貌の娘、演劇パトロンの男らが事件に挑み、名探偵ポアロが彼らを真相へと導く。ポアロが心憎いまでの「助…

死亡通知書 暗黒者/Death Notice (ねこ4.4匹)

周浩暉著。稲村文吾訳。ハヤカワ・ポケット・ミステリ。 2002年、省都A市でひとりのベテラン刑事が命を落とし、復讐の女神の名を冠す謎の人物〈エウメニデス〉による処刑の序曲は奏でられた。インターネットで死すべき人物の名を募り、遊戯のごとく予告殺人…

欺瞞の殺意  (ねこ3.8匹)

深木章子著。原書房ミステリー・リーグ。 無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となった元弁護士と事件関係者との「往復書簡」は、「毒入りチョコレート」殺人をめぐる推理合戦となり、やがて「真相」のぶつかり合いが思わぬ方向へ物語を導いていく。書き…

風間教場  (ねこ4.2匹)

長岡弘樹著。小学館文庫。 第百二期短期課程の仮入校を控える警察学校で、新任の久光校長が風間公親教官に命じたのは「退校者ゼロ」の教場作りだった。落伍者が出れば、責任者の風間もクビだと言う。刑事指導官時代に現場を共にした平優羽子を助教に、第九十…

時計仕掛けの歪んだ罠/Utmarker  (ねこ3.9匹)

アルネ・ダール著。田口俊樹訳。小学館文庫。 一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。ストックホルム警察犯罪捜査課のサム・ベリエルは同一人物による連続殺人だと主張するが、上司はそれを否定しまともに取り合おうとしな…

殺人鬼がもう一人  (ねこ3.9匹)

若竹七海著。光文社。 20年前ほど前の連続殺人事件<ハッピーデー・キラー>以来、事件も事故もめったにないのどかな町――だったはずの辛夷ヶ丘で、悪徳(?)警察官の砂井三琴は今日も大忙し。苦みのある読後感と短編ミステリーならではのツイストが堪能できる6編…

祝祭と予感  (ねこ3.8匹)

恩田陸著。幻冬舎。 また彼らに、会える。 待望の『蜜蜂と遠雷』スピンオフ短編小説集! 【内容】 大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。 入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。 芳ヶ江…

ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~  (ねこ3.8匹)

三上延著。メディアワークス文庫。 ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。その店主は古本屋のイメージに合わない、きれいな女性だ。そしてその傍らには、女店主にそっくりな少女の姿があった―。女店主は少女へ、静か…

許されようとは思いません  (ねこ3.9匹)

芦沢央著。新潮文庫。 「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。上司にも褒められ、誇らしい気持ちに。だが売上伝票を見返して全身が強張る。本来の注文の11倍もの誤受注をしていた―。躍進中の子役とその…

暗黒女子  (ねこ3.9匹)

秋吉理香子著。双葉文庫。 名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある女生徒・いつみが死んだ。一週間後に集められたのは、いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。ところが、彼女たちによる事件の証言は、思いがけない方向へ―。果たしていつみの…

必然という名の偶然  (ねこ3.6匹)

西澤保彦著。実業之日本社文庫。 結婚式会場から姿を消した花嫁が。見知らぬマンションで夫が、名簿に名を連ねる同窓生たちが。嵐の夜に学校で妻が…。“腕貫探偵”シリーズでお馴染みの“櫃洗市”で、住人たちが次々に変死する。腕貫さんなくして謎は解けるのか?…

帝都衛星軌道  (ねこ3.5匹)

島田荘司著。講談社文庫。 一人息子が誘拐された。身代金の額はわずか十五万円。受け渡しの場所として山手線を指定され、警察側は完璧な包囲網を敷くが…。前後編の間に、都会の闇で蠢く人びとを活写した「ジャングルの虫たち」を挟む異色の犯罪小説。大胆な…

QED ~flumen~ 月夜見  (ねこ3.7匹)

高田崇史著。講談社文庫。 月を祀る神社で続く殺人事件。京都・月読神社で発見された女性の絞殺死体。翌朝には近隣の松尾大社で、女性の兄の死体が鳥居に吊るされる。京都を旅行中の桑原崇と棚旗奈々は、事件を取材中の小松崎良平に謎解きを請われる。古来、…

QED ~flumen~ ホームズの真実  (ねこ3.7匹)

高田崇史著。講談社文庫。 シャーロキアンの展覧会に招かれた崇と奈々は、またもや事件に巻き込まれる。参加者の一人、槿遼子が会場である館の二階から墜落。遼子の手にはスミレの花が握りしめられていた。崇は事件の鍵を「紫」と指摘。ホームズと紫式部、物…