2019-01-01から1年間の記事一覧
どうも皆様こんばんは。今年も大変お世話になりました。ヤフーブログ閉鎖という大事件が起きましたけれども、なんとか無事移行することができまして。皆様も移行先が決定したようで何よりです。しかし年々コメントも訪問者もお友だちの更新も減っていて寂し…
北村薫著。文藝春秋。 意外な当て逃げ犯、文豪同士の喧嘩、病床の夫が呟いた言葉の意味。編集者の娘が職場や本の中で出合う謎を父が解く、好評シリーズ。 日常の謎も文豪の謎もコタツ探偵が名推理!父と娘の名探偵コンビ日常と本の謎に挑む!お父さんの推理が…
牧師の息子ボビイはゴルフの最中に、崖下に転落した瀕死の男を発見する。男はわずかに意識を取り戻すと、彼に一言だけ告げて息を引き取った。「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」幼馴染みのお転婆娘フランキーと共に謎の言葉の意味を追うボビイ。若い…
ジェフリー・ディーヴァー著。池田真紀子訳。文春文庫。 ボディランゲージから嘘を見抜く天才、キャサリン・ダンス捜査官。彼女が尋問の末に無実との太鼓判を押して釈放した男が麻薬組織の殺し屋だったと判明、責任を負って左遷されてしまう。だが左遷先で彼…
奥田亜希子著。新潮社。 既読スルーなんて、友達じゃないと思ってた。ディスプレイに輝く口コミの星に「いいね!」の親指。その光をたよりに、私は服や家電を、そして人を選ぶ。だけど誰かの意見で何でも決めてしまって、本当に大丈夫なんだろうか……? ブログ…
乙一著。角川文庫。 親友の変死を目撃した山村瑞紀と、同じように弟が眼球を破裂させて亡くなった鈴木春男。それぞれ異様な死の真相を探る中、2人は事件の鍵を握る富田詠子から、ある怪談話を聞かされる。それは死んだ2人と詠子が旅行先で知った、異様に目の…
滝田務雄著。祥伝社文庫。 元刑事でオカルト・ライターの浜谷良和は、脳の中に3Dプリンターを持つ。よろず捕獲がうたい文句の「オフィス・カメレオン」女社長阿過沙汰菜を助手に、都市伝説のような奇怪な現場を取材する。ふたりはそれらの真相ばかりか、背後…
桐野夏生著。文春文庫。 カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、その北海道で娘が謎の失踪を遂げる。 友人家族の北海道の別荘に招かれ、夫、子供と共に出かけたカスミ。5歳の娘・有香が忽然と姿を消す。実は、 石山とカスミと不倫の関係であり。カ…
深水黎一郎著。光文社文庫。 この男、警視庁捜査一課の係長なのに、事件を解決する気、まったくなし!思いつきで部下をこき使い、暴言と居眠り三昧。それでいてなぜか検挙率100%の大癋見(おおべしみ)警部。下ネタ大好き、ブルドッグのような容姿の「警視庁最…
北村薫著。角川書店。 小さな謎は、大切なことへの道しるべ―ミステリの巨人が贈る極上の謎解き。 小さな謎は、大切なことへの道しるべ。 ミステリの巨人が贈る、極上の“謎解き”7篇。■「遠い唇」 コーヒーの香りでふと思い出す学生時代。今は亡き、姉のよう…
貫井徳郎著。文藝春秋。 ある北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。 その、決して上手ではないが、鮮やかで力強い絵を描き続けている寡黙な男、 伊苅(いかり)に、ノンフィクションライターの「私」は取材を試みるが………
角田光代著。朝日文庫。 刑事裁判の補充裁判員になった里沙子は、子供を殺した母親をめぐる証言にふれるうち、彼女の境遇に自らを重ねていくのだった―。社会を震撼させた乳幼児の虐待死事件と“家族”であることの光と闇に迫る、感情移入度100パーセントの心理…
朝井リョウ著。文春文庫。 天才少女と呼ばれ、成長に従い無駄なことを切り捨てていく薫と、無駄なものにこそ人のあたたかみが宿ると考える雪子。すれ違う友情と人生の行方を描く表題作。男が先輩の結婚式で出会った美女は、人間関係を「レンタル」で成立させ…
羽田圭介著。講談社文庫。 高校生でメジャーデビューを果たしたものの、バンド解散後は売れないギタリストとして燻っていた太郎。大学三年の秋、慌しく動き出す周囲の言動に違和感を覚えながらとりあえず始めたシューカツだったが…。「元有名人」枠などどこ…
殊能将之著。講談社文庫。 梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。マラルメを研究する館の主・瑞門龍司郎が主催する「火曜会」の夜、奇妙な殺人事件が発生する。事件は、名探偵の活躍により解決するが、年を経た後、再調査が現代の名探偵・石動戯作に持ち込ま…
大崎梢著。創元推理文庫。 種川市の移動図書館「本バスめぐりん」。乗り込むのは六十五歳の新人運転手テルさんと図書館司書ウメちゃん、年の差四十のでこぼこコンビだ。返却本に挟まれた忘れ物や、秘密を抱えた利用者など、巡回先でふたりを待ち受けるのは、…
歌野晶午著。角川文庫。 長崎港を訪れた「私」は、ビデオ通話で恋人に風景を見せながら旅する奇妙な男と出会う。男に誘われた路面電車での観光の車中、「私」はその恋人が、人気アイドルのヴィーナスだと明かされる。だが、2人の馴れ初めを語る男の話には、…
ユッシ・エーズラ・オールスン著。吉田奈保子訳。ハヤカワ文庫。 これまで数々の未解決事件の謎を暴いてきた特捜部Q。だがアシスタントのローセの精神的不調に加え、部は予算不足により解散が囁かれる事態に。そのさなか、部の責任者であるカールに、殺人捜…
森見登美彦著。小学館文庫。 十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨…
どうもみなさまこんにちは~。そうだ、京都に行こう。というわけでわたくし先日22日、旦那と京都へ行ってきましたー。奈良や神戸は最近行ったし、京都と言っても嵐山や河原町はもう何度も行ってるしということで、未踏の地・宇治に決定。 そして生まれも育ち…
東野圭吾著。実業之日本社文庫。 都内で働く広太は、合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。ところがゴンドラに同乗してきた女性グループの一人は、なんと同棲中の婚約者だった。ゴーグルとマスクで顔を隠し、果たして山頂までバレずに済むのか。やがて真冬…
森博嗣著。講談社タイガ。 アリス・ワールドという仮想空間で起きた突然のシステムダウン。ヴァーチャルに依存する利用者たちは、強制ログアウト後、自殺を図ったり、躰に不調を訴えたりと、社会問題に発展する。仮想空間を司る人工知能との対話者として選ば…
小野不由美著。新潮文庫。 18年ぶりの書下ろし新作、ついに! 驍宗様こそ泰麒が玉座に据えた王。 だが――。戴国の怒濤を描く大巨編、開幕! 戴国に麒麟が還る。王は何処へ──。 乍驍宗が登極から半年で消息を絶ち、泰麒も姿を消した。王不在から六年の歳月、人…
周木律著。講談社文庫。 すべての事件を操る数学者・藤衛に招かれ、北海道の孤島に聳え立つ大聖堂を訪れた宮司百合子。そこは、宮司家の両親が命を落とした場所だった。災禍再び、リーマン予想の解を巡り、焼死や凍死など不可解な殺人が発生する。しかし、藤…
小野不由美著。新潮文庫。 驍宗が玉座に就いて半年、戴国は疾風の勢いで再興に向かう。しかし反乱鎮圧に赴いた王は戻らず、届いた凶報に衝撃を受けた泰麒も忽然と姿を消した。王と麒麟を失い、荒廃へと向かう国を案じる将軍は、命を賭して慶国を訪れ、援助を…
周木律著。講談社文庫。 異形の建築家が手掛けた初めての館、鏡面堂。すべての館の原型たる建物を訪れた百合子に、ある手配が手渡される。そこには、かつてここで起きたふたつの惨劇が記されていた。無明の闇に閉ざされた密室と消えた凶器。館に張り巡らされ…
井上真偽著。集英社。 日本語を学ぶため、幼稚園で働くエレナ。暴力をふるう男の子の、ある“言葉”が気になって―「言の葉の子ら」(日本推理作家協会賞短編部門候補作)。豪雪地帯に取り残された家族。春が来て救出されるが、父親だけが奇妙な遺体となっていた…
三上延著。メディアワークス文庫。 ビブリア古書堂に迫る影。太宰治自家用の『晩年』をめぐり、取り引きに訪れた老獪な道具商の男。彼はある一冊の古書を残していく―。奇妙な縁に導かれ、対峙することになった劇作家ウィリアム・シェイクスピアの古書と謎多…
皆さまこんにちはー。 わたくし先日の23日に夫婦で奈良に遊びに行ってきました。 何の予定もなかったのですが、前日に旦那がいきなり「はい、明日行くとこ決めて」とお手製あみだくじを渡して来まして、くじの結果わたくし見事奈良観光を引き当てました。数…
周木律著。講談社文庫。 訪れた者を次々と死に誘う狂気の館、教会堂。失踪した部下を追い、警察庁キャリアの司は館に足を踏み入れる。そこで待ち受けていたのは、水死・焼死・窒息死などを引き起こす数多の死の罠!司の足跡をたどり、妹の百合子もまた館に向…