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神はいつ問われるのか?  (ねこ3.8匹)

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森博嗣著。講談社タイガ

アリス・ワールドという仮想空間で起きた突然のシステムダウン。ヴァーチャルに依存する利用者たちは、強制ログアウト後、自殺を図ったり、躰に不調を訴えたりと、社会問題に発展する。仮想空間を司る人工知能との対話者として選ばれたグアトは、パートナのロジと共に仮想空間へ赴く。そこで彼らを待っていたのは、熊のぬいぐるみを手にしたアリスという名の少女だった。(裏表紙引用)
 
WWシリーズ第2弾。
 
舞台はまたしてもドイツ。旅行記じみていたWシリーズと違ってこちらはグアトとロジがドイツに定住しているから舞台は動かない。ちょこちょこスイスとかにお出かけはするけど、基本的に出かける先はヴァーチャル。ついに人工知能が国家公務員になったか。。
 
アリス・システムの暴走に理由があったことは分かったけど、結局ヴァーチャルとリアルの違いがどんどん曖昧になってきてる。グアトがどっちがリアルだって混乱するくだりがあるけど、ここまできたらもうどっちでもいいんじゃ…?って思いたくもなるというか。だけどロジとグアトのこっちがこっ恥ずかしくなる微笑ましいやり取り見てたら…やっぱりこういう感情の機微というか駆け引きみたいなものは人間じゃないとなあ、と思わざるを得ない。(ロジは人間かどうか?)マーガリン=マーガリィ事件でやはりグアトとロジはあの人たちなんだと確信したし、車の振動が好きってやっぱりロジの正体?は萌・なんじゃないの?と今回も作者の手のひらの上で転がされてしまうのでした。
 
しかしこっちのシリーズはほのぼのしてていいね。2人の周りは騒がしいけど。