すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウサギの天使が呼んでいる  (ねこ3.8匹)

青柳碧人著。創元推理文庫。 ショッピングサイト“ほしがり堂”を経営する深町ユリオ。節操なく色々なモノをほしがり、方々から集めたガラクタ(お宝)をほしい人に売っている。そんな彼はお宝をゲットしに行くと、なぜか必ず事件に巻き込まれてしまう!身元不明…

ブルックリンの八月/Nightmares & Dreamscapes  (ねこ3.6匹)

スティーヴン・キング著。文春文庫。 ワトスン博士が名推理をみせるホームズ譚。息子オーエンの所属する少年野球チームの活躍をいきいきと描くノンフィクション。そしてエベッツ・フィールドに躍動した、いにしえのブルックリン・ドジャースに思いを馳せる詩…

ペガサスの解は虚栄か?  (ねこ3.7匹)

森博嗣著。講談社タイガ。 クローン。国際法により禁じられている無性生殖による複製人間。研究者のハギリは、ペガサスというスーパー・コンピュータからパリの博覧会から逃亡したウォーカロンには、クローンを産む擬似受胎機能が搭載されていたのではないか…

刑事の子  (ねこ3.6匹)

宮部みゆき著。光文社文庫。 十三歳の八木沢順は、刑事の父・道雄と東京の下町に引っ越した。慎吾という友人もでき新しい生活に慣れたころ、町内で奇妙な噂が流れる。“ある家で人殺しがあった”と。そんな矢先、荒川でバラバラ死体の一部が実際に発見されてし…

誰かが嘘をついている/One of Us is Lying  (ねこ3.7匹)

カレン・М・マクマナス著。服部京子訳。創元推理文庫。 放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰で教師に作文を書かされていた。だが突然、生徒の1人サイモンが苦しみだし、病院搬送後に死亡する。検死の結果、警察は事件性があると判断した。サイモ…

私はあなたの瞳の林檎  (ねこ4.2匹)

舞城王太郎著。講談社。 ずっと好きで好きで仕方がない初恋の女の子。僕の告白はいつだって笑ってかわされる。でも、今好きなものを次なんて探せない!(「私はあなたの瞳の林檎」)。いいものは分かる、けど作れない。凡人な美大生の私が、天才くんに恋しちゃ…

ドッペルゲンガーの銃  (ねこ3.8匹)

倉知淳著。文藝春秋。 密閉空間に忽然と出現した他殺死体について―「文豪の蔵」。二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について―「ドッペルゲンガーの銃」。痕跡を一切残さずに空中飛翔した犯人について―「翼の生えた殺意」。この謎を解くのはキャ…

校閲ガール トルネード  (ねこ3.9匹)

宮木あや子著。角川文庫。 ファッション誌の編集者を夢見る校閲部の河野悦子。アフロヘアーのイケメンモデル&作家の幸人とのお泊まりデートで出かけた軽井沢で、ある作家の家に招かれて…。そして社会人3年目、ついに憧れの雑誌編集部に異動に!?お互いの状況…

ガイコツと探偵をする方法/A Skeleton in the Family  (ねこ4匹)

レイ・ペリー著。木下淳子訳。創元推理文庫。 大学講師の職を得て、高校生の娘を連れ故郷へ戻ってきたジョージアは、親友のシド(世にも不思議な、歩いて喋る骸骨だ!)と再会した。人間だったときの記憶のない彼が、見覚えのある人物と遭遇したのをきっかけに…

dele2  (ねこ3.9匹)

本多孝好著。角川文庫。 『dele.LIFE』は依頼人が死んだときに動き出す。託された秘密のデータを削除するのが、この会社の仕事だ。所長の圭司の指示を受け依頼人の死亡確認をする祐太郎は、この世と繋がる一筋の縁を切るような仕事に、いまだ割り切れないも…

書店ガール2  (ねこ3.8匹)

碧野圭著。PHP文芸文庫。 吉祥寺に出店する大手書店チェーンに転職を果たした理子と亜紀。しかし、大型書店の店長という、いままでと違う職責に理子は戸惑っていた。一方、文芸書担当として活躍する亜紀にも問題が。妊娠をきっかけに起こった夫との確執、書…

女が死んでいる  (ねこ3.2匹)

貫井徳郎著。角川文庫。 二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。まさか、俺が!?手帳に書かれた住所と名前を頼りに、女の正体と犯人の手掛かりを探すが―。(「女が死んでいる」)恋人に振られた日、声をか…

死の鳥/The Deathbird and Other Stories  (ねこ4匹)

ハーラン・エリスン著。伊藤典夫訳。ハヤカワ文庫。 25万年の眠りののち、病み衰えた惑星“地球”によみがえった男の数奇な運命を描き、ヒューゴー賞/ローカス賞に輝いた表題作「死の鳥」、コンピュータ内部に閉じこめられた男女の驚異の物語―「おれには口がな…

十五年目の復讐  (ねこ3.8匹)

浦賀和宏著。幻冬舎文庫。 ミステリ作家の西野冴子は、ストーカー扱いされた挙げ句、殺人事件の犯人として逮捕されてしまうが、一切心当たりがない。始まりは、彼女が受け取った一通のファンレター。些細な出来事から悪意を育てた者が十五年の時を経て、冴子…