すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

鵼の碑  (ねこ4.5匹)

京極夏彦著。講談社ノベルス。 百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに! 殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。 消えた三つの他殺体を追う刑事。 妖光に翻弄される学僧。 失踪者を追い求める探偵。 死者の声を聞くために訪れた女。 そして見え隠れする…

シェア  (ねこ3.7匹)

真梨幸子著。光文社。 そのシェアハウスは、いわくつき物件だったーー都心の古民家シェアハウス「さくら館」。あやしい六人の女性入居者たち、床下から発見されたとんでもないもの、この家の過去にまつわる奇妙な噂・・・・・・ワケあり女たちの入り乱れる思…

ハイスクール・パニック/Rage  (ねこ3.8匹)

スティーヴン・キング著。飛田野裕子訳。扶桑社ミステリー。 〈二年前のことだ。そのころから、ぼくのあたまはおかしくなり始めた―〉ぼくの名前はチャーリー・デッカー。プレイサーヴィル・ハイスクールの最上級生だ。ぼくは、代数のアンダーウッド先生と、…

いつもの木曜日  (ねこ3.7匹)

青山美智子著。宝島社。 2021年、2022年本屋大賞2位受賞作家・青山美智子さんが贈る『木曜日にはココアを』に繋がる温かな物語。累計26万部を突破した『木曜日にはココアを』。その12編の物語に登場したワタル、朝美、えな、泰子、理沙、美佐子、優、ラルフ…

人面瘡  (ねこ4匹)

横溝正史著。角川文庫。 「わたしは、妹を二度殺しました」。金田一耕助が夜半、遭遇した夢遊病の女性が、奇怪な遺書を残して自殺を企てた。妹の呪いによって、彼女の腋の下にはおぞましい人面瘡が現れたというのだ……。妖異譚に科学的な解決と深層心理の解明…

罪の境界  (ねこ3.8匹)

薬丸岳著。幻冬舎。 無差別通り魔事件の加害者と被害者。 決して交わるはずのなかった人生が交錯した時、慟哭の真実が明らかになる感動長編ミステリー。 「約束は守った……伝えてほしい……」 それが、無差別通り魔事件の被害者となった飯山晃弘の最期の言葉だ…

恋する殺人者  (ねこ3.8匹)

倉知淳著。幻冬舎。 大好きな従姉の事故死に不審を抱く大学生・高文は、彼に片思いするフリーター女子・来宮を“助手”に真相を探っていく。大型猫科肉食獣を思わせる担当刑事・鷲津にあしらわれながら“捜査”を進める高文だが、彼が協力を依頼した人が次々と殺…

卒業生には向かない真実/As Good As Dead  (ねこ4.4匹)

ホリー・ジャクソン著。服部京子訳。創元推理文庫。 大学入学直前のピップに、不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話に匿名のメール。首を切られたハトが敷地内で見つかり、私道にはチョークで首のない棒人間を書かれた。調べた結果、6年前の連続殺人…

空をこえて七星のかなた  (ねこ3.8匹)

加納朋子著。集英社。 大丈夫。昼間だって、見えないけれど星はそこにちゃんとあるから。 南の島で、山奥のホテルで、田舎町の高校で。 星を愛し星に導かれた人々が紡ぐ七つのミステリー。 「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。正直…