すべてが猫になる

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いつもの木曜日  (ねこ3.7匹)

青山美智子著。宝島社。

2021年、2022年本屋大賞2位受賞作家・青山美智子さんが贈る『木曜日にはココアを』に繋がる温かな物語。累計26万部を突破した『木曜日にはココアを』。その12編の物語に登場したワタル、朝美、えな、泰子、理沙、美佐子、優、ラルフ、シンディ、アツコ、メアリー、そしてマコ。これは彼、彼女たちがあの日に出会う前の物語。そんな前日譚を田中達也さんが作ったミニチュアとともに読む、絵本のような小説です。カップにココアが注がれるその瞬間を味わってください。(紹介文引用)
 
「木曜日にはココアを」の前日譚的な位置付けかな。画像が四角いけれど、本当にこういう形の絵本のような本。ミニチュア作家田中達也さん+Adobeのイラスト素材、青山さんの文章という体裁で、まあ1時間もかからずサクっと読めてしまう。本を読んだ達成感はあまり味わえないけれど、心がほっこりしたり引き締まったりする青山さんらしさの詰まった作品。
「木曜日~」はもちろん読んでいるのだけど、例によって例のごとくあまり覚えていないという体たらく。。なんとな~くこういう名前の人出てきたな~この国も出てきたな~と思い出しつつ。楽しい予定はその日が来るまでが一番楽しい、という言葉に共感。