すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

歌の終わりは海  (ねこ3.8匹)

森博嗣著。講談社文庫。

妻の依頼は、浮気調査だった。 夫は、数多くのヒットソングを生み出した作詞家。 華やかな業界だが、彼自身は人づき合いをしない。 そのため彼に関する情報は少なかった。 豪邸に妻と息子と暮らし、敷地内には実姉の家もあった。 苦労の多かった子供時代、生活を支えた姉を大切にしていて、周辺では「姉が恋人」と噂されていた。 探偵による監視が始まった。浮気の兆候はない。 だが妻は、調査の続行を希望。 そして監視下に置かれた屋敷で、死体が発見される。(紹介文引用)
 
XXシリーズ第2弾。
小川令子をヒロイン、加部谷恵美をアシスタントとした新シリーズ。主な準レギュラーは鷹知祐一朗、雨宮純、ちょこっと西之園萌絵。(このメンツが???な方はこのシリーズから読まないように)
タイトルが綺麗ね~、森シリーズのタイトルの中でもかなりこれは好きな方かも。英タイトルの「ソングエンドシー」も、この作品のテーマ「尊厳死」にかけてるんじゃないかって噂。
 
で、今回の依頼は結構退屈な浮気調査。かつて一世を風靡した作詞家の妻が、夫の浮気調査を頼んできたんだけどこの対象がまあ浮気なんかしそうもない淡白でインドアな男。出かけない、出かけても犬の散歩ぐらいしかしない。そんなこんな退屈な調査がず~~~と続いて、その作詞家の姉が車椅子なのに5メートル上にある天井から首吊り自殺して、と続く。
 
尊厳死についても「社会に訴えたい」という切実な動機はなさそうだし、動機もトリック??もたいして説明なし、という安定の森ワールド。小川さんの過去の「焦がれるような恋」や自殺も考えたという加部谷さんの過去が印象的で、まあ見る人が見れば傷の舐め合いなのかもしれないが2人の掛け合いがパワーアップしていて楽しめる。
 
それにしても萌絵はすっかり神のようになってしまっているが。。。

グッド・バッド・ガール/Good Bad Girl (ねこ3.7匹)

アリス・フィーニー著。越智睦訳。創元推理文庫

ロンドンのケアホームで暮らす80 歳のエディス。ここにエディスを押し込んだ娘クリオとは、当然ながらうまくいっていないものの、介護スタッフで18 歳のペイシェンスとは、世代はちがえど友情を築いている。そして、ペイシェンスも、一緒に暮らしていた母親と喧嘩して家出してきた身であった。そんなある日、エディスがホームから失踪。時を同じくして施設の所長の奇妙な死体が発見されて……。冒頭から企みが始まる、母と娘をめぐる傑作サスペンス! 『彼と彼女の衝撃の瞬間』『彼は彼女の顔が見えない』のどんでん返しの女王が見せる新境地!(紹介文引用)
 
前2作とタイトルの毛色が違うのでどうかなーと思って読んでみたが、やっぱ少し今までよりややこしくてこんがらがったかなー。メインの登場人物はたった4人なんだけどね。80歳で老人ホームに押し込められたエディス、その娘でエディスとは不仲のセラピスト、クリオ。ホームの従業員でエディスと仲のいい切り絵アーティスト、ペイシェンス。もと刑務所図書館長フランキー。クリオの兄で画廊を経営しているジュード。
 
お互いの関わり方が密接すぎる上に過去と現在の事柄が入れ替わったりするので誰が誰だか理解するのに苦労した。混乱させようとしているなら成功だけど、子どもを養女に出した母親や赤ちゃんを誘拐された母親が同じ人物だったりするから気を抜くとわけがわからなくなるんだよね。。登場人物が全員なにげに好感が持てないし、性質が似ているのもな~。
 
まあしかし最後におなじみのサプライズがあったり読後感が良かったりするのでまとめるとこの作者らしい作品だったかな。
 
 

宮古島旅行2024! 後編

もう四日目。

今日は海に入りません!
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ドライブ~~~~~~d(^O^)b

かわいいでしょ?これに乗って島を一周します!

グレー・赤・青・緑・黄の中からコレを選んで予約しました!緑と迷ったんですけどね~。黄色が1番宮古の空と海に合うでしょ。


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西平安名岬。島の最西端。現地の釣り人以外誰もいなくて、、う~ん素敵。
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ゆうても暑いもんは暑いので。。雪塩ミュージアム雪塩ソフト(黒蜜がけ)を。これが超絶うまい。。


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そして、きび茶屋へ。

サトウキビマンゴージュース。爽やかな甘さで、はまりました。さとうきび、客が自分で機械に入れてしぼるんです。黒蜜わらびもちもやわやわで絶品。
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池間大橋
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お昼ごはんはダグズバーガーを。二個で6000円近くするんですが、、常に満席。
店の外にシャワーもあったり。泳いで食べて、、って感じが宮古島ですね~。


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言葉もない美しさ。


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AOSORAパーラーでスムージーを。

ここは、宮古島に来て来店しない人はいないかも?前回と違うフルーツを選びました。マンゴーは売り切れだって。トロピカルアイランド(左)、サニンパインです。


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どーーん。そして今日泊まるヴィラ。
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こんな素敵なところに泊まることを知らなかったので大はしゃぎのわたくし。旦那は横でニヤニヤしている。

このために先の三日間はお安めのホテルにしたそうな。
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すごくないですか。
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これが我々のおうち。302号室だったかな。
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嘘みたいですが、ひとつひとつのお部屋にこういうプライベートプールがついています。(これでも多分1番ランクのお高くないおへや)


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でも夕ご飯はスーパーのお寿司笑。

だって庶民だもの。

しかも、お箸と醤油を忘れるという大ボケ。。。

これが普通のホテルならちょっと外出してコンビニ行ったりフロントに言ったりできるんですが、カートなしに気軽に移動できる距離ではなく。。貧乏ゆえにカートも借りられず(そもそも空いてなかった)。おみやげに買った雪塩をかけ、まあ寿司だしということで手で食べました。。とほほ。


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そして夜は予約していた星空フォトツアーへ。

これまたすごくないですか。全く修正入れてないんです、ほんとに肉眼でこんな感じでした(もっとかも)。白っぽい筋は雲じゃなくて、天の川です。



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朝はバイキング。


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そして、シースクーターでシュノーケル。嘘のようでしょ。

これがあれば、ダイビング体験と同じぐらいのレベルのものが見れるんです。
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やったのはココ、新城(あらぐすく)海岸。
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f:id:yukiaya1031jp:20240707190956j:imageニモにも会えました。
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インストラクターさん撮影。200枚くらい撮ってくれます笑。

ちゃんと練習もして、ヒレやジャケット、ゴーグルをつけて安全に配慮して、絶対にサンゴを蹴ったりサンゴの上に立ったりしないことも大事。

疲れたけど、一生の思い出になりました。

自分も旦那も、こういう陽キャな活動をするタイプでは全くないので、まさかこんなことをするとは、、自分を知ってる友人が見たら目を疑うと思います笑。


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もう1度「楽園の果実」へ。マンゴーざんまい。

結局ここのが1番美味しかった。おみやげにお店の前にあった直売所でマンゴー3個買いました。


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夕ご飯はヴィラのレストランで。メインをオーダーして、あとはビュッフェ形式。


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ここにしか咲いていない、夜しか咲かないサガリバナ。10日間ほどしか咲かないらしい。奇跡的に咲いている期間に来たので、見に行きました。舗装されてない道や真っ暗な道を40分くらいぶーん。

すごい香りでしたよ。

 

五日目終わり。

 

最終日~。

予定が全部前倒しになってしまい、最終日はフリータイム。

適当にぶらぶらしていたら、、、こんな素敵施設が!!!もちろん入るよね。(ヘンな海のいきもの大好き)
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なんか居酒屋メニューみたいなやつもいました。
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↑これの名前を当てるクイズに正解したので記念品もらいました。黒糖とか笑

いやあ、載せきれないんですが何万点もの貝が展示されていたんじゃないかしら?

堪能しました。


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次は旦那が見つけたはちみつ屋さん。
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宮古島と関係あるのかは分かりませんが笑

おいしかったのではちみつひと瓶買って帰りました。


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お昼はこちらでちょっと贅沢を。鉄板焼き屋と言われなければ、新しいオシャレ歯医者と間違えそうな外観です。
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こういうお部屋がたくさんありました。ホテルみたい。
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今日はこれを焼くよ!と言われて見せられたおニクたち。
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ガーリックライスをつけました。


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午後は「なかゆくい商店」名物、紅芋サーターアンダギーを購入。灼熱の下、1時間並びました。。次の日に食べても外はカリカリ中はふわっとしていて、なるほど人気もわかるなという感じ。


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宮古島のシメは毎回A&W。出発まで3時間くらいあるので、お土産を見たりお茶したり電子マンガ読んだりしてるうちに時間が。さよなら宮古島、また2年後~笑

 

と、いうわけで。

いや~、楽しかった。このあと一週間ぐらい廃人になってしまうのですが。

 

長々と駄文にお付き合いいただきありがとうございました。自分用の旅行記も兼ねているのですいません。。

 

宮古島旅行2024! 前編

どうもみなさまこんにちはこんばんは。

久々の旅行記でございます。

とってもとっても長いので、写真だけでも見てやるか、というお優しい方いらっしゃいましたらぜひお付き合い下さい。

 

わたくし、旦那と6/30~7/5に2度目の宮古島旅行に行っておりました。

1番良かった旅行先は札幌~函館~富良野の新婚旅行、と言い続けていた2人ですが、2年前まで殿堂入りしていた1位の北海道が宮古島と堂々入れ替わったのです。

 

1番心配していたお天気も、全日程快晴という好天に恵まれ、(ちょっとぐらい曇ってくれてもいいんだよ…?と思うぐらいの猛暑でした)申し込んでいたツアーやアクティビティも全て決行できました。わーい。

 

というわけでこの日のために楽〇で色々買い漁ったためぱんぱんに膨れ上がったボストンバッグを抱え(案の定初日に破れたコンバー〇の新品のバッグ)関西空港まで電車でガタゴト。これが遠いんだ。。

満席のANAに乗って2時間半、きーん。

 

青空!あつい!宮古空港到着!

いきなり、予約していたレンタカー会社の人が時間になってもやって来ないトラブル。おも~~い荷物持って、灼熱の空港内をさまようハメに。電話しても出ない、どうなってんの??タクシー乗る??とかやってるうち、20分くらいしてやっと会えました。。(すいません遅れましたとかも全然ないんですよ~~、同じレンタカー会社を予約してた人は7組ほどいたのですが。書類書くのも保険の説明も、グループでまとめてやる感じだったので時間がかかりまくりでして、、、もうここは2度とイヤだあ~~~やっぱ大手にすれば良かったぁ)

さ、気を取り直して(幸先悪いなと思いながら。。。とほほ)レンタカーに乗って、YouTubeでチェックしていたタコライス屋さんへぶぃ~ん。この時点で14時前。この時間しか飛行機がなかったのと前述したアレコレがあったんで仕方ないです。。

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かわいいお店。お兄さん2人でやってます。トッピングにアボカド、チーズましまし、目玉焼き、ベーコン。ここでは6種類のソースを自由にかけられるのです。


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2年前に「今日はもうフルーツがない」と言われて泣く泣く諦めた、「楽園の果実」さんのパフェ。うううますぎる。。もうこれで帰ってもいいぐらい満足。


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来間大橋。絶景なのだ。


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夜は島唄ライブを聴きながらバーベキューができるお店へ。シギラリゾート内にあります。まあ、その、詳細は省きますが、お歌もお店も、2度行くことはないかなという残念な感じだったのです。。お料理は普通に美味しかったです。


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気晴らし&腹ごなしにホテルまでの道をてくてくと。幻想的でしょ。何も画像いじってないのよ。

食べるだけの一日目終了。

 

二日目!

快晴~。


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泊まったシーブリーズコーラル


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朝ごはんはバイキング。牛汁がンマかった~。


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名所のひとつ、17END。この世とは思えない美しさ。右側は空港なんです。

宮古島旅行チャンネルを色々観てると、その90%ぐらいに登場してるだろうなって場所です。前回は興味が湧かなくて行かなかったんですよね。。動画や写真では全てを伝えきれていないな、と実感するぐらい開けた場所でした。行って良かった。暑かったけど。死にかけたけど。

命の危険を感じたので、奥までは行かず数分で車へ逃亡。今思い出したけど、服の下に水着(しかも全身ラッシュガード)も着てるのでした。。
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並んで買っておいたマラサダドーナツ(ハワイ名物らしいが、笑)を車内で。わりとあっさり系でおいしー。朝っぱらから猛暑で、駐車場からこのお店までの道が遠くて遠くて、、熱中症になりかけました。。(自分は熱中症になりやすいタチで、対策は可能な限りやっておりますが、、それでもなるときはなるので注意。。)
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それでも熱い体を押して、ジャングルのような素敵な道を通りつつ名所「通り池」へ。ここも素晴らしかった!!吸い込まれそうでした。

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伊良部島(調べても海の名前が分かりません~~)に移動して、予約していたシュノーケルへ。ボートの上でライフジャケットとヒレとゴーグルをつけます。外国人のインストラクター2名といかにも宮古島育ちの真っ黒なお兄さん1名、お客さんはわたしたちの他に3人組の親子のみ。

水深20メートルぐらいでしょうか、ボートから飛び込んで下さいって言われたんですよ。しょ、初心者なんですけど~~~旦那カナヅチなんですけど~~~~~~「大丈夫大丈夫」と言われ、、もう飛び込むしかないので「ええい、この海で死ねたら本望!」とさぶーんと飛び込みました。。まじで怖いので、女性のインストラクターさんの持つ浮き輪にずっと2人で捕まって泳ぎました。。この年で、足のつかない海に飛び込む人生が待っているとは。

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すごいでしょ?1時間ほどウミガメと一緒に泳ぎました!実際はもっと近くまで来て、ウミガメの息継ぎとかモロに見れました。インストラクターさんが、海底にいるでっかい黒いナマコを拾ってきて触らせてくれたり、(ナマコやサンゴ、ヒトデが大好きなわたし)夢のような体験でしたよ~。

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えっと、本当は上の画像のような「青の洞窟」という名所に泳いで行くはずでしたが。。。(後日、インストラクターさんにもらった画像)

行ってません。

わたくし、行きのボートで盛大な船酔いをしてしまい。。。ダウンしました。

せっかく大金を払って申し込んだ遊びなのですが、まあすでに大満足していたので、みなさんが出かける時間、船の上のベンチで寝てました。。。旦那ももう疲れたらしく私の横にスタンバイ。

実は他の3人家族のうち、奥さんにあたる方も疲れたと一緒に休むことになったのです。

いやもう、この奥さんにとてもお世話になりましてね。スースーする薬を塗ってくれたり、船の上に引き上げてくれたり。香港の方で、旦那さんはドバイの方とのこと。見た目20代くらいの綺麗な方でしたが、大金持ちのマダムの可能性あり……!?緊張の高まるわたくしの拙すぎる英語で(あー、ゆー、ふふふろむ、かかか、かむ、とかほほほわっちゅあねーむ!とか笑 でも全部伝わったからいいのいいの)がんばって会話しました。

良い思い出。

 

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着替えも終わり、へろへろになりながら、ブルーシールパイナガマ店へ。オブジェが映えるので有名なお店です。しかしええええ、、と目を疑うようなことがありあまり思い出したくない場所になっちゃった。。アイスは美味しかったです。ま、色々あるのが旅行ですわな。

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まあ気を取り直して、二日目三日目と泊まるホテルへ~。

かりゆしコンドミニアム宮古島 ふくぎステイズ

ここはマンションのような作りで、スタッフも客をほっといてくれるので良かったですね(ロビー、受付は3畳くらいの空間で、常に人がいない)。最近は、連泊だと清掃が入らないホテルも増えました。洗濯機もあるし、ハンガーや洗濯物を干せるベランダもあるし、リネン類や調理器具もそろってるし。ちょっと困ったのはパジャマ?がないぐらいかな。長期滞在の人向け。


f:id:yukiaya1031jp:20240707134232j:imageなだそうそ~う。
f:id:yukiaya1031jp:20240707134259j:imagef:id:yukiaya1031jp:20240707134324j:image紅芋コロッケとらふてー
f:id:yukiaya1031jp:20240707134345j:image島焼きそば。


夜は繁華街の人気居酒屋「郷家」へ。ここも2年前に気になっていたところ。

予約必須です。
ここは当たりでした!ライブをしてくれたお二人のキャラも歌もトークもとっても良く、終始なごみました。お客全員で踊ったり合いの手入れたり。楽しかったな~~~。

 

で、二日目終わり!

 

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三日目の朝ごはんはこれまたネットで人気だったカフェのモーニング。

うん、まあふつーだったかな笑。天王寺とか梅田とか行ったら普通に食べられそうな。。。
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なんか物足りなかった、と旦那が言うので本当は明日行くはずだったポーたまおにぎりのお店へ。徒歩圏内だったので。。これまた人気店で、すんごい行列です。暑くてやばかったので、待っている間食堂から漏れてくる冷気を吸って生き延びました。

このおにぎり、おいしかったので帰ってからマネして作ってみました。


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インギャーマリンガーデン。

クリアカヤックをまた別会社に申し込んだのですが、場所は全く前回と同じでした笑
f:id:yukiaya1031jp:20240707184457j:imageいえ~~~い。(※拡大しないでね笑)

私たちの他には2組いて、インストラクターさんがそれぞれにつきます。ドローン撮影やデジカメで写真を100枚以上撮ってくれるサービスつき。


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海遊びに疲れ、今度はブルータートルマンゴーカフェへ。

ここは並ばず入れました!マンゴーパフェがわたし。ンマかった!

旦那の頼んだマンゴーは糖度22度だそうで。一口もらったんですが酸っぱかったよ


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もずく、ジーマーミー豆腐。
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夜は島おでんのお店「たから」へ。ここも予約しないと入れません。

島おでん、一品ずつのオーダーができなくて、お皿でドンと決まったものが来る感じです。宮古牛がボリュームすごい。。

 

ということで、三日目終わり。

 

明智恭介の奔走  (ねこ4匹)

今村昌弘著。東京創元社

神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介。小説に登場する探偵に憧れ、事件を求めて名刺を配り歩く彼は、はたしてミステリ小説のような謎に出合えるのか――大学のサークル棟で起きた不可解な盗難騒ぎ、商店街で噂される日常の謎、夏休み直前に起きた試験問題漏洩事件など、書き下ろしを含む全五編を収録。『屍人荘の殺人』以前、助手であり唯一の会員・葉村譲とともに挑んだ知られざる事件を描く、待望の〈明智恭介〉シリーズ第一短編集!(紹介文引用)
 
「屍人荘の殺人」で早々に退場した明智恭介を主人公にしたスピンオフ?短編集。屍人荘より前のお話。神紅大学ミステリ愛好会でバリバリ探偵としての手腕を発揮し始めた明智と先輩に翻弄されつつワトスン役がまんざらでもない葉村のコンビが堪能できた。
 
「最初でも最後でもない事件」
大学内旧ボックスのコスプレ研究部内で窃盗事件が発生した。泥棒は前科者で、室内で気絶した状態で発見される。泥棒の供述によると、自分の後から侵入者と取っ組み合いになったと言うが…。
泥棒の手袋と革ジャンを持ち去った犯人がそうしなければいけなかった理由や、コスプレ部ファンの轢き逃げ事故など色々な伏線や事情が噛み合わさって真相に到達するのが流石。この作者の力量を考えると特段素晴らしいトリックということでもないが、明智人間性や探偵としてどうありたい人間なのかを紹介する、その核となるストーリー。
 
「とある日常の謎について」
寂れた商店街にあるボロビルが、2000万円の値段で売れたという。大金を受け取り老人ホームへと意気揚々去った漆器店の主人だが、ボロビルにそこまでの大金を払う価値があるとも思えず…。
茶店インベーダーゲーム、懐かしい。ビルを買い取った人間の切ない感情がなんだか理解できる。主人公となる喫茶店主人の一見関係のない事情と合わせて日常の謎となっていて読み応えのある一作。五十円玉二十枚の謎、再読しようかな。
 
「泥酔肌着引き裂き事件」
泥酔して帰って来た明智が翌朝目覚めると部屋の鍵もドアガードもかかった状態で、明智の下着が引き裂かれて玄関に打ち捨てられていた。ズボンは穿いたままで、、という実にくだらないミステリー笑。真相もなんじゃそりゃ~~と言いたくなるズッコケぶりだが、ミステリーとしては筋立っているのでそうバカにしたもんでもない。1番好きかも笑。しかしドアガードっていざって時は意味ないんだな。。怖い。
 
「宗教学試験問題漏洩事件」
大学の研究室の金庫から、宗教学試験問題の入っていたUSBが盗難に遭った。その場には反省文を書かされていた2人の学生、席を外した教授は不在だった。学生の1人がトイレに立った数分の間に犯行は行われたが、その学生を犯人とするには色々と不可解なことが多すぎて……。
なんとなく犯人は推察できたものの、その理由については呆れるものだった。出だしにあった明智の猫探しがここで繋がるとは。。
 
「手紙ばら撒きハイツ事件」
明智がアルバイトをしている田沼探偵事務所が舞台。ハイツで複数の入居者に届いた、同一人物からとみられる不気味な手紙。入居者とみられるある人物の職場でのひとコマが差し挟まれるなどなかなか複雑でややこしい。しかしこの田沼探偵事務所のメンバーは1人1人キャラが立っていて活躍するので、さらにこれのスピンオフを書かれてはどうか。
 
以上。
面白かった。本格ミステリーとして水準以上の出来だと思う。だが明智と葉村の会話や葉村のツッコミがユーモアたっぷりで笑えるのが最大の魅力かもしれない。本格ミステリを愛しすぎているがゆえの有名作のオマージュやミステリーの定石などを茶化すかのように愛をこめて踏襲しているのも、ミステリーファンに好感を持たれそう。もちろん今村さんは長編がいいけど、これの第2弾も読みたいな。
 

アンと幸福  (ねこ3.7匹)

坂木司著。光文社。

「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。別れと出会いと「なんで?」を乗り越えて、アンちゃんも新しい扉を開きます。東京デパートの食品売り場から、たくさんのはじめての場所へ……。甘酸っぱい謎と和菓子の世界が、あなたをお待ちしています。(紹介文引用)
 
和菓子のアンシリーズ第4弾。表紙のみかん大福が、、たまらん。
タイトルは元祖通りの順番ではないのね。今後「アンの夢の家」「アンの娘リラ」とかどうするんだろうとか勝手に心配してたんだけど。
今作は6編収録。
 
「江戸と長崎」
椿店長に次いでやって来た個性的な藤代店長。アンちゃんの接客に横入りしたりお客さんに膝をついたり、不可解な言動が多い人。分かってみるとなるほど、お客さんの立場や年齢を考えて色々配慮してるいい人なんだなって感じ。テーブルと椅子はこれからのお話でも活躍しているしナイス判断だね。
 
「秋ふかし」
アンちゃんが女子大の市民講座「イモで辿る日本史」に出席というなかなか行動的なお話。イモ歴史のウンチクが大半を占めてる。。。坂木さん、お勉強したんだなあ。
イモの語源や由来、呼び名は世代や地域で色々。勉強になるな。立花さんどうした?
 
「掌の上」
バレンタイン商戦。和菓子キットとか楽しそう。スーツを着た男性客の注文や言動から、桜井さんは「いい人だけど迷惑」のレッテルを貼る。一体どうして?
う~ん、その男性の部下が全員そういうことを気にする人(全員お菓子を家に持って帰った、は違和感)かどうかも断れない人かも当人にしか分からないし、百貨店の店員さんにここまで言われたくない、かも。。
 
「はしりとなごり」
若い2人の男性客は、俳句サークルに持っていったお菓子でちょっと失敗してしまったらしい。季節に合わせたお菓子を持っていったはずなのに。。
なるほど、俳句で花といえばそうなのか。若者が年配の人たちと和んでいたり新しい世界に興味を持ったり、そういうのってまぶしくていいなと思った。
 
「お菓子の神様」
正社員になったアンちゃん(良かった、おめでとう)、いきなり初の和歌山出張!お菓子の神様を祀る神社のイベントのお手伝い。椿店長とリゾートホテルでわちゃわちゃやっているのが可愛かった。ほとんど遊び笑。立花さんの悩みが判明。ただのかまちょだった笑。しかしじれったいね、この2人。立花さんとか本当に大人?と思っちゃう。高校生みたいな2人で、「君に届け」のじれったさ思い出しちゃったな。さすがに友だち、友だち言い過ぎ。。
 
「湯気と幸福」
和歌山アドベンチャーワールドで椿さんとアンちゃんと立花さんがわちゃわちゃやるだけのお話笑。まあ、可愛いもんね、パンダ。
 
以上。
百貨店のお話が少なくて残念だったな。アンちゃんの接客が好きなので。正社員となり、どんどん成長していくだろうな。ちょっと世間知らずで子どもっぽすぎる気がするけど、まあ癒しキャラってことで。アンちゃんには和菓子屋さんの売り子が天職だと思う。いずれ店長になったりしてね。
 
さておき、大好きなシリーズだったはずなんだけど、前作ぐらいからハマらなくなってきたなー。SDGsとか女性差別とか、色々現代の問題に切り込んでるのがどうもくどい気がして。内容とのバランスの問題かな。このシリーズにその要素はあまり求めていないかな。。恋愛要素も幼すぎてちょいイラっとしてしまった。有川さんと同じく坂木作品と最近相性が合わないのよね。。

ドキュメント  (ねこ3.6匹)

湊かなえ著。角川文庫。

事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。3年生の引退後、仲間たちとともにコンテストに挑むことになった。偶然手に入れたドローンを武器にテレビドキュメント部門の撮影を進めていたところ、煙草を持った陸上部の逸材・良太の姿が映り込む。真実を探っていくと、騒動の陰で糸を引く思わぬ人物にたどり着いてしまい……。部活にかける情熱と予測不能な事件を描く、学園青春エンタメ!(裏表紙引用)
 
青梅学院放送部シリーズ第2弾。
あれえ?前作はとても面白かった覚えがあるのだが。。。続編にあたる本作は全然心に響かなかったぞ。。主人公の圭佑ってこんな感じだったっけ?今回、すごく他人に対して攻撃的だよね?心の中で色々思いすぎというか、、、感情爆発しすぎてダダ漏れになってるシーンもあるし(案の定周りにドン引かれて四面楚歌)。自分の味方、身内に対する思い入れがとても強くて、少しでもそこからはみ出したり理想と違ったり、敵だ、クズだと判断した相手への嫌悪が抑えられない子なのかな。とはいえ今回の事件の発端となったあることも、タバコの犯人についても、こちら側もどうも自分勝手に思い込みすぎで短絡的で同情できないというか。。この年代ならではの葛藤やこだわりとかそういうのでもない印象を受けたな。。普通に、苦手だわこういうタイプの高校生たち。
 
マスコミや大人の「勝手な創作」「大人の望む高校生像」を掘り下げているあたりは「おっ」と思ったが、その大人の喜ぶテーマを自覚して選ぶこと(コンテストに優勝しそうなテーマ)、意識した高校生らしさを計算とまで言い出したらもうめんどくさいしうるさいな、としか。前作で感じた「白湊さん」、今作ではグレーって感じ。