すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

念力密室! (ねこ3.8匹)

講談社文庫。 チョーモンインシリーズ初の短編集でございます。 時系列で言うと、3人の初めての出会い、そして事件が掲載されておりますので 本来のこのシリーズの第一弾は本作といっても良いのではないでしょうか。 なるほどねー、こういう出会い方でした…

子供たち怒る怒る怒る (ねこ4匹)

佐藤友哉著。新潮社。 6編収録の短編集です。 鏡家サーガシリーズ以外のこの作家の本を初めて読んだのですが、 ………………ついていけない………………………。 いや、むしろ、ついて来なくていいよ、と言われているような気すらするのです。。 エログロ、虐待、疎外、偽…

九月は謎×謎修学旅行で暗号解読 (ねこ3.8匹)

講談社ノベルス。 はい~、全くもって皆様の食いつきが悪い(笑)霧舎学園シリーズ第6弾でございます~。 密室、アリバイ崩し、誘拐、交換殺人、幽霊探偵、と来て今回は やっとかよ!と噂の(違う)暗号解読ものでございます~。 よくネタ続くなあ。 暗号解…

クレイジー・クレーマー (ねこ4匹)

黒田研二著。実業之日本社ジョイ・ノベルス。 書き下ろしサイコ・ミステリです。 大手電器店勤務、エレクトロ課マネージャーの神山は、日々「かいとうX」と名乗る 万引き犯と、悪質なクレーマー岬の対処に翻弄していた。 岬は、ある日クマ型ロボット「テデ…

幻惑の死と使途  (ねこ3.8匹)

森博嗣著。講談社文庫。 「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻(ありさとしょうげん)が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これ…

今日を忘れた明日の僕へ (ねこ3.8匹)

黒田研二著。原書房。 事故に遭った「僕」は、ある日を境に記憶を1日しか蓄積できない病気になってしまう。 「僕」はその失われる記憶を留めておくために日記をつけ始めた。 親友の失踪、女子高生の投身自殺、そして取材と称して接近して来る女性。 ある日…

夏の夜会 (ねこ3匹)

光文社文庫。 これまたノンシリーズものです。 30年ぶりの同窓会で集ったクラスメイト達。たまたま同じテーブルについた男女5人。 思い出話は、ふとしたことから当時の担任教師の殺害事件の記憶に発展する。 これは西澤氏の作品の中では異色ではないでし…

倒錯のロンド (ねこ3.7匹)

講談社文庫。 「倒錯シリーズ」の第1弾。 ひっさびさに読んでみました。当時必死必死に理解した内容ですが、ほぼわかっていて 読むと面白さが2倍。 と、ここまでカタカタ書いて思考がストップ。 折原氏の作品の感想って、、、どう書けばいいんだろう、とこ…

ストレート・チェイサー (ねこ3.6匹)

光文社文庫。 海外設定のノンシリーズものです。 こんな本出してたんですね、西澤氏。 リンズィは女性が集う秘密のバーで、2人の女性と知り合った。そしてその場の勢いで トリプル交換殺人を約束してしまう。 翌日、リンズィが指名した職場の上司が密室で他…

六とん2 (ねこ4.2匹)

蘇部健一著。ぷぷぷ。講談社ノベルス。 出た出た、「六枚のとんかつ」第二弾。 これを買うために仕事帰りに行きつけの本屋へいそいそと。 しかし、なかった。。。なのにサービスカウンターで「あ、あの、講談社ノベルスの 『六とん2』という本入ってません…

実況中死 (ねこ3.4匹)

講談社文庫。 注目の?チョーモンインシリーズ第2弾です~。 夫の浮気現場を目撃した後に落雷を受けた素子は、以来他人の見た風景がそのまま見えてしまう、 という能力を持った。その風景は、ある特定の人物のストーカー、殺人行為だった。 悩んだ素子の訴…

グラスホッパー (ねこ4.2匹)

伊坂幸太郎著。角川文庫。 「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。 どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。 鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若…

彼女が死んだ夜 (ねこ3.9匹)

角川文庫。 皆様の大好きなタックシリーズでございます~。 今まで避けててごめんなさい、夢中になりそうな予感がひしひしと。 だって、しょうがないじゃないですか!(誰に怒っている) 最初に読んだのは短編集だし、次に読んだのが「麦酒の家の冒険」なん…

幻惑密室 (ねこ3.8匹)

講談社文庫。 ミステリ界1ぷりてぃなイラスト(笑)で話題の、チョーモンインシリーズです。 第1弾、と言っていいのかな。長編第1弾、ですね。 チョーモンインとは何ぞや。 「超能力者問題秘密対策委員会」ーーの、略だそうな。何のこっちゃ。 超能力を不…

ソウ ーSAWー (ねこ4匹)

行川渉著。角川ホラー文庫。 原案は、ジェームズ・ワン/リー・ワネル。 一時期話題となった(一部で、笑)サスペンスホラー映画のノベライズ作品です。 どの程度かと言うと、あとがきを引用すれば「2004年1月のサンダンス映画祭で 話題をさらい、その…

死者は黄泉が得る (ねこ4.1匹)

講談社文庫。 死者を蘇らせる装置のある謎の館には、生ける屍と化した数人の女性が存在していた。 館を訪れる人間を次々殺し、「装置」によって仲間を増やす。その記憶をリセットする 機能もあり、誰が「創始者」かは誰にもわからない。 その一方、館の隣町…

真っ暗な夜明け (ねこ4.3匹)

氷川透著。第15回受賞作。 ミステリ作家志望の氷川透は、学生時代のバンド仲間と同窓会で再会。しかし、飲み会が お開きになって外で別れたはずのリーダー、和泉が駅構内のトイレで撲殺死体で発見される。 人の出入りなしの不可能状況、容疑者は仲間全員。…