講談社ノベルス。
はい~、全くもって皆様の食いつきが悪い(笑)霧舎学園シリーズ第6弾でございます~。
密室、アリバイ崩し、誘拐、交換殺人、幽霊探偵、と来て今回は
やっとかよ!と噂の(違う)暗号解読ものでございます~。
よくネタ続くなあ。
暗号解読と言えば、ミステリ通では密室ものに並ぶ定番の題材。
さあどんな暗号が!?
琴葉と棚彦が理事長のさしがねで、京都の六角屋敷へと向かう。目的は、秘宝さがし。
手がかりは六枚の地図と、プリクラ。プリクラに書かれた「1四銀」の暗号を解けーーー。
こんな感じですか。例によって、もう一人の名探偵、保は別行動で暗号に挑戦します。
京都、学園の場面転換が繰り返されて物語が進行。
うーん、作中でもありましたが、「専門知識がないと解けない暗号は、推理小説では
いい暗号とは言えない」という考えを基軸に解いて行きます。
が。○○とか、○○とか、私はじぇんじぇんわからないので、
フェアかどうかもわからないという体たらく。
はっきり言って、暗号解きに関しては流し読み状態でした、すいません。。
書いてることを、「へえ~へえ~」と納得するのみ。
楽しんだポイントは、付録としてついている舞妓さんプリクラ。
そして、このシリーズとしては異例の長編ということで動機などが
読みごたえありでした。人間関係どろどろ、哀しいすれ違い、、、。うー、つぼ。
最後、棚彦がいっちょまえに犯人に説教をするのですが、
正論と言うには感情的すぎて逆に胸を打ちましたよ。
あああ、こういうシーンって後動さんとか鳴海さんにぴったりなんだけどなあ。。(まだ言うか)