すべてが猫になる

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ソウ ーSAWー (ねこ4匹)

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行川渉著。角川ホラー文庫
原案は、ジェームズ・ワンリー・ワネル


一時期話題となった(一部で、笑)サスペンスホラー映画のノベライズ作品です。
どの程度かと言うと、あとがきを引用すれば「2004年1月のサンダンス映画祭
話題をさらい、その噂は瞬く間にカンヌ映画祭に波及し、全世界のバイヤーたちが
争奪戦を繰り広げた」とのこと。

不条理な状況で物語は始まります。
バスルームで目覚めた2人の男。足首は鎖で繋がれ、身動きが出来ない。2人の間には
血みどろの自殺死体とテープレコーダー、一発の銃弾、2本のノコギリ。
テープの声は、「6時までに相手を殺せ。さもなくば……」と告げる。


反則かもしれませんが、実は映画を私はまだ観ておりません^^;。
なのに、ついつい欲望に負けて買ってしまった。読んでしまった。
はっきり言って、後悔しております。。。
だって、とても面白いんですもの。
最後、噂に違わずめちゃくちゃびっっっっくりしたんですもの。。。

原作を読むのはアリ、な自分なんですが、不本意ながらこれは「ノベライズ」。
よって、はっきり言えば「あらすじ」が書いてあった、という印象。
雰囲気はあるし、充分これで読めるレベルではあるんですが、
どう考えてもこれは先に映画を観るべきでした。。

原作であれば、先にそっちを読んでいたとしても違うものとして映画も楽しめるのですが、
(逆もしかり)この本は。。映画を観ててもこれはこれで読みたい、というような体裁では
ございませんな。
「僕は『ソウ』を緊張感が途切れない映画にしたかった。(中略)アグレッシブなカメラ・
ワーク、スピード感に溢れたカッティング、荒々しいインダストリアル系音楽を多用する
ヴァイオレントな方法」(あとがき一部引用)……………。
うわあ~~~~(泣)

前述した要素と、ストーリー、全て合わさって完璧な作品になる、そんな作品じゃないでしょうか。
(て、観てもないのに勝手な。。。)