すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

恋する殺人者  (ねこ3.8匹)

倉知淳著。幻冬舎

大好きな従姉の事故死に不審を抱く大学生・高文は、彼に片思いするフリーター女子・来宮を“助手”に真相を探っていく。大型猫科肉食獣を思わせる担当刑事・鷲津にあしらわれながら“捜査”を進める高文だが、彼が協力を依頼した人が次々と殺されていく。一体、何がどうなっているのか――? (紹介文引用)
 
倉知さんの新刊。
コッチのほうが児童書じゃないの?と(あやふやなナントカ招待状と比べて)思うぐらい、文章が平易でコミカルでうっすい小説だった。あっという間に読めるので2時間もかからないんじゃないかな。
 
事故で死んでしまった従姉が大好きだった大学生の高文と、フリーター来宮美咲の探偵コンビが織り成すミステリー。従姉の死は自殺じゃないのではと独自の調査を始める高文。視点が男女交互に入れ替わって、真相に迫っていく感じ。
 
と、軽く読んでいたら最後に見事騙されるんだけどね。。。。
ははは。。疑いもしなかった、あのウザさも計算のうち?すごいぞ倉知さん。
 
最初は昭和おじさんの書きそうなコメディのノリが続いてお寒かったのだけど、ちゃんとミステリで終わってくれて良かった。割り切れば面白い小説かも。