すべてが猫になる

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幸運には逆らうな/Soldiers of Fortune  (ねこ3.9匹)

ジャナ・デリオン著。島村浩子訳。創元推理文庫

独立記念日を迎え、祝賀ムードのシンフルの湿地で爆発事故が発生。現場は密造酒の製造所だと思われていた建物だが、事故がきっかけで作られていたのは覚醒剤だったことが発覚する。爆発の巻き添えで友人が負傷してしまい怒りに燃えるアイダ・ベルとガーティに引きずられ、フォーチュンはクスリをばらまく悪党探しに協力することに……。CIAスパイ&おばあちゃんズの活躍はますますスケールアップ、好評〈ワニ町〉シリーズ第六弾!(紹介文引用)
 
大好きな<ワニ町>シリーズ第6弾。
いやあ、毎回毎回ドキドキハラハラ&ゲラゲラ笑わせてくれる。。今回も相変わらずフォーチュンとおばあちゃんコンビが大暴れで楽しかった!6作目だけど、フォーチュンがワニ町に来てからまだ1ヶ月しか経っていないんだよね。。げにおそろしワニ町。
 
シンフルはアルコール販売が禁止されていて、町民はその話題を出さない、という暗黙の掟みたいなものがあるんだとか。(のどの薬をアルコール代わりにしているらしい)だから覚せい剤なんてもってのほか。爆発したのが酒造所じゃなくて覚せい剤じゃないか、、という疑いが出て、さらに新町長シーリア(問題児!)のいとこネルソンがとんでもない暴君なのに新保安官になっちゃったもんだからさあ大変。カーターが傷病中なのをいいことに自由に暴れ回っております。今回はマフィア?のビッグ&リトルたちの協力もあって、すごいワニボート(表紙、、、笑)を貸してもらえたり色々と有利。まあ、ガーティが消えないタトゥーをフォーチュンに入れたり凄いカッコでパーティーに潜入したり消火剤をフォーチュンたちにぶっかけたりてんやわんやになるんだけど。。。カーター、なんで納得しちゃってんの。
 
カーターといえば、フォーチュンとは少しまた進展した感じ。でもやっぱりフォーチュンの正体を知らないっていうのはネックだね。バレてもカーターの気持ちは変わらない気はするのだけど、このまま引っ張り続けるのもハラハラして面白い。次作でバレるみたいな噂もあるけど。。
 
ということで、次作も楽しみ。シーリアの〇が現れちゃったしね。
原作は25作出ているそう、絶対全部翻訳出して欲しい!