2007-01-01から1年間の記事一覧
芦辺拓著。ハルキ・ノベルス。 閑静な地方都市、Q市。だが大それた犯罪が、市民を街を司法当局を未曾有の大混乱に陥れていた。 そこに燦然と現れた乙名探偵、人呼んで<名探偵Z>が人の迷惑省みず、卓越した推理で快刀乱麻と 事件を解決する!そんな大活躍…
東直己著。ハヤカワ文庫。 みんなに愛されていたオカマのマサコちゃんが、めった打ちにされて殺された。若いころに彼と 愛人同士だったという北海道選出の大物代議士が、スキャンダルを恐れて消したのではないかと いう噂が流れはじめる。マサコちゃんの友人…
ようアニス、待たせたな!なんていうカティさんのような気さくな発言は出来ませんが、ようやっと お待たせしました。ブログ内知的男子No.1を誇るアニス様より、なんとしろねこさん率いる 本学大学の裏メインイベント、『本のタイトルリレー』が廻って来…
柳広司著。角川書店。 元軍人のフェアフィールドは、巣鴨プリズンの囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。 貴島は捕虜虐殺の容疑で死刑を求刑されているが、その記憶からは戦争中の記憶がすっぽりと 抜け落ちているというのだ。時を同じくして、プ…
古川日出男著。集英社。 ショートショートよりも長く、短編にしては短く。150ページ弱で収められた幻想的で魅惑的な 19編収録の短編集。べるさんのご紹介で興味を惹かれたので早速読んでみました。 文字のフォントがびっくりする程大きく、上下の空間も…
ランドル・ギャレット著。ハヤカワ文庫。 弁護士や科学者のかわりに魔術師が社会の要職を占めるもう一つの現代ヨーロッパ。その魔術師たちの 大会がロンドンのホテルで開かれようとした矢先、殺人事件が発生した。二階の一室で突如悲鳴が 起こり、主任法廷魔…
東直己著。ハヤカワ文庫。 学校では問題児扱いだが映画が大好きな中学生、翔一と知り合い意気投合した<俺>。ところが、 翔一の親友が惨殺死体で発見され、一緒にいたはずの彼も行方不明になってしまった。変質者に よる誘拐か?暴力団がらみなのか?それと…
ゆきあや「はい~、みなさんこんにちは。あほねこ4匹の飼い主及び『すべ猫』管理人のゆきあやで ございます。本日はいよいよ!新入りの4号のお披露目会の場を勝手に設けさせていただき ました。さあその前に。先住猫のあほどもよ、姉貴分として先にご挨拶…
池井戸潤著。実業之日本社。 トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。タイヤが飛んだ 原因は「整備不良」なのか、それとも……。自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の 家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩…
舞城王太郎著。新潮文庫。 意地悪くも単行本『みんな元気。』涙の分冊から早1ヶ月。いつの間にか本屋でひっそりと第二弾 発売。なんとなく生きていても世界は回る。今回は表題作と「我が家のトトロ」、書き下ろしの 「ソマリア、サッチ・ア・スウィートハー…
朱川湊人著。角川書店。 昭和30年代を生きる二人の姉妹。姉は美しく、不思議な能力の持ち主だったーー。今は亡き姉との 温かく切ない、様々な事件を通して語られる数々の思い出。忘れかけた何かが現代人の心に痛い、 5編収録の連作短編集。 うわ~~~~…
アーロン・エルキンズ著。ハヤカワ文庫。 レジスタンスの英雄だった老富豪が、北フランスの館に親族を呼び寄せた矢先に不慮の死を遂げた。 数日後、館の地下室から、第二次大戦中のものと思われる人骨の一部が発見される。フランスを 訪問中だった人類学教授…
フレドリック・ブラウン著。ハヤカワ文庫。 第一次月ロケット計画は失敗に終わった。不運にも墜落地点にいたSF雑誌<サプライジング・ ストーリーズ>の編集者キース・ウィントンの遺体は、粉微塵に吹き飛ばされたのか、ついに 発見されなかった。ところが、…
カーター・ブラウン著。早川書房。 一週間で二つ目の他殺死体。パイン・シティに派遣されたアル・ウィーラー警部は、被害者の女性の どちらの二の腕にも奇妙な蛇の刺青がある事に注目した。被害者の一人の女性は葬儀屋に勤める 化粧師だったが、調べをすすめ…
霧舎巧著。講談社ノベルス。 『霧舎学園ミステリ白書』シリーズ第7弾。 十月。霧舎学園の秋の行事第1弾は体育祭。琴葉と棚彦は体育祭実行委員に据えられる。準備の 真っ最中の本番1週間前、校内で不審火が発生。パソコン教室のメールに残された「十月十日…
東川篤哉著。光文社文庫。 烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして 名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。花婿候補三人の調査を 行っていた<名探偵>鵜飼は、弟…
物心ついた頃からもう本を読んでいた。おかん曰く、「あんたはほんまに手がかからん子やった!いつも 一人で家で遊んでてそれで平気やった」らしい^^;;たしかに、小学校低学年の頃は朝5時に毎日 起床し、ぬり絵を始めるような変態だった事は覚えている…
カーター・ブラウン著。早川書房。 スター・ライト・ホテルの15階から今にも飛び降りようとしている一人の女。連絡を受けた アル・ウィーラー警部は現場に急行し説得を試みたが、女は突然苦しみ出し、警部の目の前で 地上に落下して行った・・・。だが検死…
東野圭吾著。文春文庫。 十年ぶりに再会した美月は、男の姿をしていた。彼女から、殺人を告白された哲朗は、美月の親友で ある妻とともに、彼女をかくまうが……。十年という歳月は、かつての仲間たちを、そして自分を、 変えてしまったのだろうか。過ぎ去った…
朱川湊人著。新潮社。 時の頃は昭和40年代。東京・下町にあるアカシア商店街の片隅で起きる様々な事件。 ちょっと切なく、少し哀しい、アカシア商店街の優しい雰囲気が心懐かしくさせる 7編収録の短編集。直木賞受賞後第1作。 さすがにこの作品集はホラ…
真保裕一著。新潮文庫。 31歳の相馬克己は、交通事故で一度は脳死判定をされかかりながら命をとりとめ、他の入院患者から 「奇跡の人」と呼ばれている。しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていた。8年間のリハビリ生活を 終えて退院し、亡き母の残した家…
先日、仲良しのよもさんとこで『天空の城 ラピュタ』の熱い記事がアップされていた。 軽い気持ちでいつものように「これ観た事ないの」とあほコメントをすると、 もの凄い反響が^^;;たいりょうさんも交えて、「これを観てないなんて非国民」 「今までの…
宮部みゆき著。新潮文庫。 公園で発見された女性の右腕、その第一発見者は過去に発生した悲惨な一家惨殺事件の生き残りの 少年であった。それが過去類をみない知能犯による連続誘拐殺人事件の幕開けとなる。犯人は、 マスコミや犠牲者の遺族に電話で挑発を続…
古野まほろ著。講談社ノベルス。 第35回メフィスト賞受賞作。 あらすじは割愛させて下さい。(←死にかけてますがな) 皆さん、私が挫折すると思っていたでしょうそうでしょう。あふぅ。 どうだたいりょうさん。アナタの喜ぶ顔が見たい一心で遂にこの日を迎…
滝本竜彦著。角川文庫。 佐藤達広は、大学を中退したまま就職もしない究極のひきこもりだった。しかし、彼はある日突然 気付く。自分がひきこもっているのは全て、悪の組織NHKの仕業なのだということを。俺は 悪の組織と闘わなければならない。。そんな彼…
とみなが貴和著。講談社文庫。 私には犯人が見えるーー。世紀末の東京、レインボーブリッジや都庁など超高層建造物だけを狙った 連続爆破犯人「黄昏の爆弾魔=ラグナロク・ボマー」が、世間を震撼させていた。捜査に行き詰まった 警察は、若き美貌の天才心理…
佐藤友哉著。講談社。 「覇王」として君臨した祖父の高みに至るべく、「特別な自分」を信じ続けようとする「僕」。 北海道の片隅で炸裂する孤独な野望の行き着く先は、「肉のカタマリ」として生きる平凡な人生か、 それとも支配者として超越する「覇王」の座…
レジナルド・ヒル著。早川書房。 突然後ろから男に突き飛ばされ、エレベーターの床を通り抜け、悲鳴をあげながら落ちて行った。 目撃者は揃って同じ供述をする。現場に駆けつけたチスレンコ捜査官は頭を抱えてしまった。 死体も、突き飛ばした男も発見出来な…
東野圭吾著。講談社文庫。 平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が 行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わって いくのを、自分ではどうしようもない。…
きゃー!よもさんたいりょうさん先じてのお祝いありがとう^^; 本人の全く気付かないうちに、なんと「すべ猫」2周年ではありませんか! おいら、それじゃいけないんでしょうけど、カウンター欄ほとんど普段見ないので 本当に今気付いたんです^^;;すい…