すべてが猫になる

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本学大学課題レポ ゆきあや読書遍歴を大いに語る

物心ついた頃からもう本を読んでいた。おかん曰く、「あんたはほんまに手がかからん子やった!いつも

一人で家で遊んでてそれで平気やった」らしい^^;;たしかに、小学校低学年の頃は朝5時に毎日

起床し、ぬり絵を始めるような変態だった事は覚えているが。。高学年になるとそれが「朝5時に

起きてジョギングに出かける」子供になった事も一応名誉の為にここに書いておこう。。

要は、子供の頃から「一旦ハマると止まらない」性格だったようだ。

話を幼少の頃に戻そう。ベタですいませんと最初に言っておくが、最初にハマった本はあの

童話世界のバイブル、『はじめてのおつかい』だった。。こけて小銭をばらまくページや

「ぎゅうにゅう、ください」と店の前で頑張って言ったのにおばさんが出て来ないページは自分の

事のように手に汗を握って読んだもんだ。今でも、どのページもしっかり覚えている。



次に覚えているハマった本は、『大きい一年生と小さな二年生』。作者も出版社も覚えていないが、

この本は大げさでなく100回以上読んだ。気に入っていたのももちろんだが、要はこの本しか

持ってなかったんだろう^^;;変態だけに、一日一回、一気読みしなければ気が済まなかった。


そこで、おいらが本が好きだという事に注目したおかん。『世界名作全集』をおいらに

買ってくれましたーーーー!!よっ太っ腹!しかし変態にこんなもん買い与えたらどうなるか。

好き嫌いは一応あったようで、あんまり読まない本(『わらしべ長者』など)と100回以上

読む本、50回くらい読む本に分かれてしまったが。

『シンデレラ』!!『小公女セーラ』!!!『赤毛のアン』!!!『イソップ物語』!!!!
『眠りの森の少女』!!!!『ロビンソン漂流記』!!!!『ピーターパン』!!!!
ガリバー旅行記』!!!『母をたずねて三千里』!!『ヘンゼルとグレーテル』!!!

おいらの原点はまさにここである。

そう、ここでこのまま成長すれば良かった。正統派の文学少女がどこで道を誤ってしまったのか。。


『青ひげ』の登場、まさに運命の出会いである。

学校の図書室で人気を博しており、順番待ちに半年はかかる「怖い本」。ついにおいらにも

回って来た。迫力のカラーイラスト。見てはいけない部屋、そこには。。。血のついた鍵。。

洗っても取れない血痕。。。青ひげが帰って来る!!ぎゃーーーーーー!!!


そんなおいらの姿に感銘を受けたおかん。何を考えているのか、今度は子供向けの

ツタンカーメンの謎』『モルグ街の怪事件』を買って来てくれたではないか。

おいらがこの本にどれだけ夢中になったかは想像がつくであろう。恥ずかしながら、

大人になった今でもツタンカーメンとオ○○○○○○と聞くとそれだけで怖いのだ。。



そして自立心の芽生え始めて来たゆきあやは変態道まっしぐら。

「おかーちゃん。江戸川乱歩の本買って。」


その頃はもちろん知らないが、横溝正史の文庫が揃っているような家である。

これを聞いたおかんはノリノリで『三角館の恐怖』『悪魔の紋章』『黄金仮面』『少年探偵団』を

買ってくれた。

あれも読む。これはまだ。いずれはアレも。子供ながらにして、『シリーズ制覇』『作家読破』の

楽しみを知ってしまった。乱歩を一通り読んでしまうと、もちろんお金がないので家にある

大人用の本に手を出すようになる。小学校5年生にして愛読書は松本清張である。

はっきり言って内容を理解していたかどうか疑わしいが、家にあった横溝、内田、西村、山村、

恥ずかしいが社会派ミステリー全盛期、中学生~高校生まではもっぱらこのあたり。

その側面、星新一筒井康隆椎名誠銀色夏生吉本ばななにハマるのも忘れない。



高校生になってアルバイトを始めるようになると、自分のお金で本を買うようになる。

古本屋専門、100円以上の本は買わないを信条に(?)。自慢ではないが、家に今ある

アガサ・クリスティーエラリー・クイーンコナン・ドイルはその当時のもの。

成人してから金にあかせて買いなおしているが^^;。。

クリスティ→クイーン→カー→ダイン→ガードナー、そしてシドニィ・シェルダン

スティーブン・キング。完全な作家読み。作家こそすべて。


社会派に飽きて来たゆきあやだが海外古典の王道すら制覇してしまうと、急に退屈になった。

しかし、今のようにネットがあるわけでもないし、何も知らないおいらは結局また

社会派に戻る事になる。なんせ奴らは数だけは立派だ。当時の自分の狭い世界では、

「海外ものは完全本格、国内ものは社会派」だった。それしかないと思っていた。

本当は本格ものが好きだけど、ないから繰り返しポアロを読むしかない。ああ、

日本の小説にこういうスタイルのものってないんだろか。ブック○フでそんな事を考えあぐねていた

自分の目に飛び込んで来たのは。




十角館の殺人』 綾辻行人


!!!!!!!!こ、この素敵タイトルは!?


人生で2度目の転機、運命の出会い、ミステリーの神様のお導きであった。。。。



そして現在に至る。




↑ コラ^^;;いや、疲れたんじゃありません。後はもう『すべ猫』を見ていただければ^^;;




しろねこ校長~~、こんなんでいいですかね^^;;;全然面白くないんですけど^^;;;
ここまで読まされてしまった方、ごめんなさいね~。でもありがとうございました。。。