すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

ノストラダムス・エイジ  (ねこ3.5匹)

真梨幸子著。祥伝社。 呪われし1999年7月生まれ―― 東京郊外で発見された15人の遺体。胸に抱かれた預言書には、「人類滅亡の章」にしおりが挟まれていた。当初は集団自殺とみられたが、他殺の可能性が浮上。被害者には、1999年7月生まれのオカルト好きが集ま…

受験生は謎解きに向かない/Kill Joy  (ねこ4匹)

ホリー・ジャクソン著。服部京子訳。創元推理文庫。 高校生のピップにある招待状が届いた。試験が終わった週末、友人宅で架空の殺人の犯人当てゲームが開催されるという。舞台は1924年、孤島に建つ大富豪の館という設定で、参加者は同級生とその兄の7人。開…

むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。 (ねこ4匹)

青柳碧人著。双葉社。 一世を風靡したといっても過言ではない、日本のむかしばなしをミステリーで読み解いた『むか死』シリーズの最新刊にして最終巻。 あっと驚くミステリーのもとになったむかしばなしは「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切人雀」「…

人間に向いてない  (ねこ3.8匹)

黒澤いづみ著。講談社文庫。 「今年(2018年)読んだ本の中で、私のベスト3に入る1冊!」――宮部みゆき(単行本帯コメントより) 話題騒然のメフィスト賞受賞作。読者から届いた熱い、熱い声。続々重版出来。 子供を殺す前に。親に殺される前に。 すべての「向いて…

コロナと潜水服  (ねこ4匹)

奥田英朗著。光文社文庫。 早期退職を拒み、工場の警備員へと異動させられた家電メーカーの中高年社員たち。そこにはなぜかボクシング用品が揃っていた――。(「ファイトクラブ」) 五歳の息子には、コロナウイルスを感知する能力があるらしい。我が子を信じ…

誰も悲しまない殺人/No One Will Miss Her  (ねこ3.6匹)

キャット・ローゼンフィールド著。大谷瑠璃子訳。ハヤカワ文庫。 アメリカの田舎町で貸別荘を営むリジーが殺された。閉鎖的な田舎に外部の人間を呼び込む彼女は、高校野球のエースピッチャーだったドウェインを無理やり夫にした過去もあり皆から嫌われていた…

パラダイス・ガーデンの喪失  (ねこ3.6匹)

若竹七海著。光文社。 海に臨む庭園での老女の自殺、所轄署のクラスター騒ぎ、老人ホームを巡る不穏な噂、幼稚園児身代金誘拐――総勢15名以上の住民の物語がパッチワークのように交錯する。10年ぶりの〈葉崎市シリーズ〉は、とびきりビターな書き下ろし長編!…

雨の日は、一回休み  (ねこ3.9匹)

坂井希久子著。PHP研究所。 おじさんはひどい。でも、おじさんだってつらい⁉ 男性は「そうなんだよ」と共感、女性は「こんな人に困ってる! 」と思わず頷く物語。報われない「おじさん」たちの心情を時にコミカルに、時に切なく描き出す、連作短編集。(紹介…

レッドクローバー  (ねこ3.7匹)

まさきとしか著。幻冬舎。 家族が毒殺された居間で寛ぎ ラーメンを啜っていた一人の少女。 彼女が──家族を殺したのではないか。 東京のバーベキュー場でヒ素を使った大量殺人が起こった。記者の勝木は、十数年前に北海道で起こった家族毒殺事件の、ただ一人…

災いの古書/The Sign of the Book  (ねこ4匹)

ジョン・ダニング著。横山啓明訳。ハヤカワ文庫。 古書店主クリフは、恋人エリンの頼みで蔵書家射殺事件の調査を開始した。被害者男性とエリンが交際していた過去があり、容疑者女性がエリンの元親友という事情から依頼を引き受けたのだ。まもなく被害者が貴…

追憶の殺意  (ねこ3.7匹)

中町信著。創元推理文庫。 自動車教習所の配車係が川土手で頭を強打して死んでいた。さらに技能主任が密室状況下で殺され、続いて指導員と教習生を巻き込み、複雑に絡み合った人間関係の中から、捜査線上に浮かんだ一人の容疑者。だが、その人物には、二重三…

逢魔宿り  (ねこ3.7匹)

三津田信三著。角川書店。 雨の日には、読まないでください。 ホラー作家の「僕」に、デザイナーの松尾は昔ある四阿で出会った奇妙な一家の話を語る。山小屋での恐怖体験、障子に映る異常な影絵、宿直中の学校での異変。一家が怪異譚を語るたび、近隣で不可…

雪の花  (ねこ3.7匹)

秋吉理香子著。小学館文庫。 列車に飛び乗り、上京して40年。何もかもが夢のようにうまくいっていたバブル期の輝かしい栄光は過去のものとなり、経済的な困窮に陥った夫婦が、死を覚悟して帰郷する。人気のない故郷。真っ白な雪に埋もれた母校でふたりが見つ…

捕虜収容所の死/Death in Captivity  (ねこ3匹)

マイケル・ギルバート著。石田善彦訳。創元推理文庫。 第二次世界大戦下、イタリアの第一二七捕虜収容所でもくろまれた大脱走劇。ところが、密かに掘り進められていたトンネル内で、スパイ疑惑の渦中にあった捕虜が落命、紆余曲折をへて、英国陸軍大尉による…

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人  (ねこ3.8匹)

東野圭吾著。光文社文庫。 結婚を控えた神尾真世に「父が殺害された」と警察から連絡が入った。真世は仕事と結婚準備を抱えたまま、寂れた故郷へ降り立つ。そこは人が滅多に訪れない小さな観光地で、ようやく射した希望の光すら新型コロナウイルスの蔓延によ…

馬鹿と嘘の弓  (ねこ3.9匹)

森博嗣著。講談社文庫。 探偵事務所への匿名の依頼は、あるホームレス青年の調査だった。 彼は穏やかで理知的な人物だが、社会に絶望していた。 調査の目的に疑問を感じながら、探偵が尾行を続けるうちに、 青年の知人の老ホームレスが急死し、遺品から彼の…

妻のオンパレード  (ねこ3.9匹)

森博嗣著。講談社文庫。 考えることは必要だと思う。何故なら、人間が生きている理由がそこにあるからだ――。空気を読まない、誤解されることにまったく抵抗がない人気作家・森博嗣の書下ろし人気エッセィ第12作。社会の仕組みから「ふともも」と「もも」の…

~2023すべ猫ランキングがすごい~

みなさまこんばんは。今年もランキングの時期がやってきました~。ただいま29日の22時、ツマミになる話を観ながらダラダラ書いております。 今年の読書数は107冊。3ケタは維持しましたが過去最低冊数ですなあ~。。。読むスピードがそもそも遅くなっ…

アウトサイダー/The Outsider  (ねこ4匹)

スティーヴン・キング著。白石朗訳。文藝春秋(Kindle)。 平穏な町で起きた、11歳の少年の惨殺事件。ラルフたち地元警察は、複数の目撃証言を得て、高校の教師で少年野球のコーチとしても慕われるテリーを逮捕した。しかし、彼には完璧なアリバイがあること…

僕が死んだあの森/Trois Jours Et Une Vie  (ねこ3.6匹)

ピエール・ルメートル著。橘明美訳。文春文庫。 12歳の少年アントワーヌの日常は、突然暗転した。ある不運な出来事が引き金となり、隣家の男の子を森で衝動的に殺してしまったのだ。死体を隠して慌てて立ち去るが、幼い子の失踪事件に村は騒然、やがて憲兵…

野外上映会の殺人/Death Under the Stars  (ねこ3.8匹)

C・A・ラーマー著。高橋恭美子訳。創元推理文庫。 クリスティの『白昼の悪魔』を映画化した『地中海殺人事件』の野外上演会、もちろん〈マーダー・ミステリ・ブッククラブ〉はそろって参加した。ところが映画が終わったとき、ブッククラブの隣の女性が絞殺…

一九六一 東京ハウス  (ねこ3.7匹)

真梨幸子著。新潮社。 六十年前の団地体験で賞金五百万円――って、これ現実!? 昭和と令和が交錯するイヤミス新次元! 賞金につられてリアリティショーに集まった二つの家族。古き佳き時代であるはずの昭和の生活は、楽じゃないどころか、令和の今より地獄の格…

スター  (ねこ3.8匹)

朝井リョウ著。朝日新聞出版。 「どっちが先に有名監督になるか、勝負だな」 新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した 立原尚吾と大土井紘。ふたりは大学卒業後、 名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道を選ぶ。 受賞歴、再生回数、完…

刑事弁護人  (ねこ3.5匹)

薬丸岳著。新潮社。 ある事情から刑事弁護に使命感を抱く持月凛子が当番弁護士に指名されたのは、埼玉県警の現役女性警察官・垂水涼香が起こしたホスト殺人事件。凛子は同じ事務所の西と弁護にあ たるが、加害者に虚偽の供述をされた挙げ句の果て、弁護士解…

忌名の如き贄るもの  (ねこ4.2匹)

三津田信三著。講談社文庫。 生名鳴地方虫絰村に伝わる「忌名の儀式」。自らに降り掛かる災厄をすべて実体のない忌名に託す儀式の最中に、村の有力者・尼耳家の跡継ぎが殺される。「決して振り向いてはいけない」儀式中に右目を刺され命を落とした被害者。時…

グレイラットの殺人/Dead Ground  (ねこ4匹)

М・W・クレイヴン著。東野さやか訳。ハヤカワ文庫。 貸金庫を襲った強盗団が、身元不明の遺体と鼠の置物を残して姿を消した。3年後、サミット開催が迫るなか要人を搬送するヘリコプター会社の社長が殺される。テロを警戒した政府はポーに事件の捜査を命じる…

罪人の選択  (ねこ3匹)

貴志祐介著。文藝春秋。 2年半の沈黙を破り、満を持して世に放つ貴志祐介ワールド全開の作品集。 最新SF「赤い雨」は、パンデミックが起きたときあらわになる人間の本性を描いた、今読むべき一作。 表題作は、著者自身が「ここまで強いテンションを維持した…

みとりねこ  (ねこ3.7匹)

有川ひろ著。講談社。 稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。 時間は有限。出逢いは無限。 『旅猫リポート』外伝2編も収録! 猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。 もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並…

オール・ノット  (ねこ3.2匹)

柚木麻子著。講談社。 友達もいない、恋人もいない、将来の希望なんてもっとない。 貧困にあえぐ苦学生の真央が出会ったのは、かつて栄華を誇った山戸家の生き残り・四葉。 「ちゃんとした人にはたった一回の失敗も許されないなんて、そんなのおかしい」 彼…

4月1日のマイホーム  (ねこ3.8匹)

真梨幸子著。実業之日本社。 東京都S区の分譲住宅「畝目4丁目プロジェクト」。 念願の新居に胸膨らませ引っ越してきた住人たちだが、ある家から死体が見つかった。 この土地にはかつて、昭和30年代に往年のスター・未唯紗英子が建てたアパートメントがあり…