すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

サスペンス作家が殺人を邪魔するには/Finlay Donovan an Knocks 'Em Dead  (ねこ3.8匹)

エル・コシマノ著。辻早苗訳。創元推理文庫

オンラインの掲示板に元夫の殺害依頼が投稿された!? シングルマザーで作家のフィンレイは、子育てに奮闘しつつ原稿の執筆に取り組んでいた。だが元夫の件が気になって仕方がない。しかもある人物が依頼に食いつこうとしているのを発見する。どうやらプロの殺人請負人らしい。フィンレイは同居人のヴェロと一緒に、元夫が殺害されるのを阻止しようと奔走するが……。極上の巻きこまれ型ジェットコースター・サスペンス第2弾!(裏表紙引用)
 
フィンレイ・ドノヴァンシリーズ第2弾。前作「サスペンス作家が人をうまく殺すには」が良かったので続編をいそいそと。
 
うん、続編も面白かった!裏掲示板で元夫スティーヴンを殺そうとしている人間がいることを知ったフィンレイは、ベビーシッター兼親友のヴェロと共に駆け回る。ヤクザ、放火、生首死体などなどとんでもない目に遭いながら、子育てに恋愛に大忙しのフィンレイ。ちょっとワニ町シリーズとノリが似てるかな。あっちもそうだけど、こういうのって<巻き込まれ型>って言わないと思う笑。自分に関係することとはいえ、自分から首突っ込みまくってるからね。。相変わらずスティーヴンはイヤなやつ。自業自得とはいえ、離婚しても子どもがいたら関わらなきゃいけないのって辛そう。
 
サスペンス的にも怪しい人がいっぱいいてスリル満点だけど、ホットなセクシー警官ニックと将来有望な弁護士の卵ジュリアンとの間で板挟みの三角関係、この要素が半分くらい入ってるかな~~。ジュリアンはやめたほうがいいと思うけどねえ。。暴力とかはなさそうだけど、旅行中インスタに鍵をかけるとかなんかいちいちめんどくさいよね。「この今の関係が気に入ってる」とかいう奴はやめとけやめとけ。ニックはニックで仕事柄心配になりそうだけど、、なんかニックが可哀想だよ。
 
で、殺人犯が明らかにならないまま、続く。