すべてが猫になる

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ノストラダムス・エイジ  (ねこ3.5匹)

真梨幸子著。祥伝社

呪われし1999年7月生まれ―― 東京郊外で発見された15人の遺体。胸に抱かれた預言書には、「人類滅亡の章」にしおりが挟まれていた。当初は集団自殺とみられたが、他殺の可能性が浮上。被害者には、1999年7月生まれのオカルト好きが集まる“世紀末五銃士”のメンバーも含まれていた。事件から一年半、残る“世紀末五銃士”のメンバーが次々と惨禍にみまわれ……。 終末への新たなる警告! 戦慄のオカルトミステリー。(紹介文引用)
 
世紀末五銃士、って……。。。。
 
と、いうことで真梨さんの最新刊はノストラダムスの大予言をテーマにしたオカルトミステリー。ノストラダムスの大予言、子どもの頃に流行ったなあ。全然自分は信じてなかったけど、まあ話題にするには面白かったよね。人類滅亡を信じた現代の若者たちが、あるYouTubeチャンネルでのオフ会に集結する。15人集団自殺じつは殺人事件とか現在の殺人事件などが絡み合って、真相が明かされていく。
 
基本的に真梨作品なので登場人物は全員気持ち悪い。。でもいつもみたいなイヤミス感があまりなかったんだよな~。。ハッキリ言うと、ハズレ作品。人間関係が複雑だったり、最初に見えていた事実が実は違っていたり、意外な人物が最後にはその正体を現したり、と特別出来が悪かったとは思えないのだけど。ノストラダムスにもオカルトにもあまり興味がないので引き込まれなかった。その内容自体がちょっと生理的にキツイものだったし、あげく記憶障害の真相がなんともお粗末だったしねえ。。う~ん、まあ多作だからたまにはこういうのもあるか。