2005-01-01から1年間の記事一覧
講談社文庫。 「家シリーズ」というらしい(笑)。 信濃譲二が、劇団「マスターストローク」の制作を担当することになった。 ひとくせありそうな劇団員達の確執、過去に気をとられながらも、 順調に上演初日を迎える。 そして舞台上で起きる惨劇。信濃は犯人…
創元推理文庫。 再読です。 連作短編集。 渋谷のおんぼろビルにある「霊感占い所」で除霊占い?を営む辰寅叔父さんは、 仕事よりも昼寝が大好き。美衣子は霊感もなく、一日中昼寝ばかりしている 叔父にほとほと呆れぎみ。しかし、毎回鋭い推理で事件を解決す…
氷川透著。講談社ノベルス。 氷川透シリーズ?(勝手に命名)第二弾。 お嬢様女子大の教員、住吉の呼び出しを受けた氷川は、学内で連続殺人に 遭遇する。 ゼミ室から消えた学生。その代わりに出現した警備員の死体。そして、その学生が 屋上から逆さ吊りで発…
浦賀和宏著。講談社ノベルス。 中学生6人グループの確執。その内の一人、織田が遺書を残して彼らの目の前で 投身自殺をした。それをきっかけに諍いが起きる中、織田の遺志通りに彼らは ある孤島へ向かう。そして彼らを襲う惨劇。死体に残された記号の意味は…
講談社文庫。 信濃ジョージシリーズという名前があるのかどうかは知りませんが、 とにかくソレの(笑)第2弾です。 八ヶ岳山麓の猪狩家の別荘で発見される不可解な密室殺人。その家の娘が、自室で 逆さ吊りで発見される。 そして連続して起こる毒殺事件。 …
幻冬舎文庫。 タックシリーズ。 ウサコの一人称で語られる大長編です。(タックの話なのに?とびっくり。でも、 納得。大成功。) 安槻大の白井教授が再婚。その再婚相手の女性を一目見て、タックの態度が 豹変した。 タカチと2人きりになり、タックの口か…
角川文庫。 ※読了されてからお読み下さい。 「彼女が死んだ夜」を読んでからというもの、タックシリーズに夢中。 てゆうか、タックに夢中。 そんな私に本書は残酷ではないでしょうか……。あああ。。。 タカチがまだタック、ボアン先輩、ウサコと出会ってなか…
講談社ノベルス。 連作短編集です。 <カストル>が主催する、作家を目指す6人の男女が集まる「星の海チャットルーム」。 彼らは同人誌を作る仲間でもあった。互いの本名、素性は一切秘匿(カストル以外)という 約束のもと、彼らは日々チャットでの親交を…
石持浅海著。光文社カッパノベルス。 那覇発東京行きの便で起きたハイジャック事件。犯人グループは3人。1人ずつがそれぞれ 乗客の幼児を人質にとり、「那覇警察署に留置されている彼らの師匠を、制限時間までに 空港滑走路まで連れて来い。釈放する必要は…
角川文庫。 タックシリーズ角川文庫長編第2弾。(色んな言い方がある^^;) キャンパス4人組、タック、タカチ、ボアン先輩、ウサコが初めて出会った 1年前のクリスマスイブ。ボアン先輩の発案で、マンション1階に店舗をなす コンビニエンスストアでそ…
麻耶雄嵩著。講談社文庫。 神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。町が騒然とするなか、謎の転校生・鈴木太郎が犯人を瞬時に言い当てる。鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。鈴木の予言通り…
文藝春秋。 プログラマー各務の殺害の真相を探るため、来栖は通信機器とCGを駆使した ヴァーチャルプラネット、「惑星ペルセポネ」にログインする。 「クリス」としてその仮想世界へ乗り込んだ来栖は、いきなり密室殺人死体に 遭遇。そして、次々と現れる仮…
関田涙著。第28回受賞作。 15歳の誠は、姉(ヴィッキー)と、その友人と共に別荘を訪れる。あいにくの吹雪に 見舞われ、3人は天候に立ち往生していた大学生グループを泊めることになった。 決して気が合っているとは思えない険悪な大学生一行。 やがて…
講談社ノベルス。 生放送のテレビドラマ。そのタイトルは、「マトリョーシカ」。 晋太郎の恋人、美内歌織(作家)が脚本を書き、主演するこのドラマには幾重もの 陰謀が渦巻いていた。本番中に次々と事件が発生し、ドラマの中での話のはずの 脅迫者は実在す…
浦賀和宏著。講談社ノベルス。←うっかり「のべする」、と打ってしまったら、 「ノベする」と変換。。。そんな言葉あるのだろうか。。。ノベする??何するんだろう?(小ネタ) 安藤直樹シリーズです。 すいません、もうなんだかコレが第何弾なのかわからな…
講談社文庫。 チョーモンインシリーズ初の短編集でございます。 時系列で言うと、3人の初めての出会い、そして事件が掲載されておりますので 本来のこのシリーズの第一弾は本作といっても良いのではないでしょうか。 なるほどねー、こういう出会い方でした…
佐藤友哉著。新潮社。 6編収録の短編集です。 鏡家サーガシリーズ以外のこの作家の本を初めて読んだのですが、 ………………ついていけない………………………。 いや、むしろ、ついて来なくていいよ、と言われているような気すらするのです。。 エログロ、虐待、疎外、偽…
講談社ノベルス。 はい~、全くもって皆様の食いつきが悪い(笑)霧舎学園シリーズ第6弾でございます~。 密室、アリバイ崩し、誘拐、交換殺人、幽霊探偵、と来て今回は やっとかよ!と噂の(違う)暗号解読ものでございます~。 よくネタ続くなあ。 暗号解…
黒田研二著。実業之日本社ジョイ・ノベルス。 書き下ろしサイコ・ミステリです。 大手電器店勤務、エレクトロ課マネージャーの神山は、日々「かいとうX」と名乗る 万引き犯と、悪質なクレーマー岬の対処に翻弄していた。 岬は、ある日クマ型ロボット「テデ…
森博嗣著。講談社文庫。 「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻(ありさとしょうげん)が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これ…
黒田研二著。原書房。 事故に遭った「僕」は、ある日を境に記憶を1日しか蓄積できない病気になってしまう。 「僕」はその失われる記憶を留めておくために日記をつけ始めた。 親友の失踪、女子高生の投身自殺、そして取材と称して接近して来る女性。 ある日…
光文社文庫。 これまたノンシリーズものです。 30年ぶりの同窓会で集ったクラスメイト達。たまたま同じテーブルについた男女5人。 思い出話は、ふとしたことから当時の担任教師の殺害事件の記憶に発展する。 これは西澤氏の作品の中では異色ではないでし…
講談社文庫。 「倒錯シリーズ」の第1弾。 ひっさびさに読んでみました。当時必死必死に理解した内容ですが、ほぼわかっていて 読むと面白さが2倍。 と、ここまでカタカタ書いて思考がストップ。 折原氏の作品の感想って、、、どう書けばいいんだろう、とこ…
光文社文庫。 海外設定のノンシリーズものです。 こんな本出してたんですね、西澤氏。 リンズィは女性が集う秘密のバーで、2人の女性と知り合った。そしてその場の勢いで トリプル交換殺人を約束してしまう。 翌日、リンズィが指名した職場の上司が密室で他…
蘇部健一著。ぷぷぷ。講談社ノベルス。 出た出た、「六枚のとんかつ」第二弾。 これを買うために仕事帰りに行きつけの本屋へいそいそと。 しかし、なかった。。。なのにサービスカウンターで「あ、あの、講談社ノベルスの 『六とん2』という本入ってません…
講談社文庫。 注目の?チョーモンインシリーズ第2弾です~。 夫の浮気現場を目撃した後に落雷を受けた素子は、以来他人の見た風景がそのまま見えてしまう、 という能力を持った。その風景は、ある特定の人物のストーカー、殺人行為だった。 悩んだ素子の訴…
伊坂幸太郎著。角川文庫。 「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。 どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。 鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若…
角川文庫。 皆様の大好きなタックシリーズでございます~。 今まで避けててごめんなさい、夢中になりそうな予感がひしひしと。 だって、しょうがないじゃないですか!(誰に怒っている) 最初に読んだのは短編集だし、次に読んだのが「麦酒の家の冒険」なん…
講談社文庫。 ミステリ界1ぷりてぃなイラスト(笑)で話題の、チョーモンインシリーズです。 第1弾、と言っていいのかな。長編第1弾、ですね。 チョーモンインとは何ぞや。 「超能力者問題秘密対策委員会」ーーの、略だそうな。何のこっちゃ。 超能力を不…
行川渉著。角川ホラー文庫。 原案は、ジェームズ・ワン/リー・ワネル。 一時期話題となった(一部で、笑)サスペンスホラー映画のノベライズ作品です。 どの程度かと言うと、あとがきを引用すれば「2004年1月のサンダンス映画祭で 話題をさらい、その…