すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2005-06-12から1日間の記事一覧

Jの神話 (ねこ0.5匹)

乾くるみ著。講談社文庫。第4回受賞作。 ぐえ~~~~~~~~~~~。き、気持ち悪い。最悪っす。 読後感も最悪っす。 全寮制の女子校で起きる殺人。塔からの墜死、生徒会長の流産、背後に暗躍する「ジャック」の 正体とは??? ミステリ界、他に類をみな…

殺人方程式 ー切断された死体の問題ー (ねこ4匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 新興宗教団体の教主が殺された。儀式のために篭もっていた神殿から姿を消し、頭部と左腕を切断された死体となって発見されたのだ。厳重な監視の目をかいくぐり、いかにして不可能犯罪は行われたのか。二ヵ月前、前教主が遂げた奇怪…

玩具修理者 (ねこ4.6匹)

小林泰三著。角川書店。第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞。 表題作と、長編「酔歩する男」と二編収録されてます。 「玩具修理者」 短編ながらも、これ、怖すぎ!!!!面白すぎて失神しました。(うそ) 男女の会話で始まるんですが…その会話がもうとびっ…

暗闇の囁き (ねこ3.8匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 黒髪を切られ変死した女性家庭教師。そして従兄とその母親も眼球と爪を奪われて死んだ。謎めいたほどに美しい兄弟のまわりに次々と起こる奇怪な死。遠い記憶の闇のなかから湧き上がってくる“囁き”が呼び醒ますものは何か。『緋色の…

黄昏の囁き (ねこ3.8匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 兄急死の報に帰郷した医学生翔二は、元予備校講師占部の協力で、“事故”の真相を追い始めた。「ね、遊んでよ」謎の“囁き”に異常に怯える兄の幼馴染みたち。やがて一人また一人と殺人鬼の魔の手が伸びるなか、彼の脳裏に幼き日の恐る…

緋色の囁き (ねこ3.5匹)

※16.3.30再読、書き直し。 綾辻行人著。講談社文庫。 「私は魔女なの」謎の言葉を残したまま一人の女生徒が寮の「開かずの間」で焼死した。その夜から次々と起こる級友たちの惨殺事件に名門女学園は恐怖と狂乱に包まれる。創立者の血をひく転校生冴子は…

黒猫館の殺人 (ねこ4.3匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 大いなる謎を秘めた館、黒猫館。火災で重傷を負い、記憶を失った老人・鮎田冬馬の奇妙な依頼を受け、推理作家・鹿谷門実と河南孝明は、東京から札幌、そして阿寒へと向かう。深い森の中に建つその館で待ち受ける、”世界”が揺らぐよ…

時計館の殺人  (ねこ4.4匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 館を埋める百八個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で十年前一人の少女が死んだ。館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。死者の想いが時計館を訪れた九人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。凄惨な光景の…

人形館の殺人 (ねこ3.8匹)

綾辻行人著。講談社文庫 父が飛龍想一に遺した京都の屋敷――顔のないマネキン人形が邸内各所に佇(たたず)む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読み(カウントダ…

リング (ねこ4匹)

鈴木光司著。角川ホラー文庫。 ホラーカテ設立記念第1号はベタなものから……。 まあ、誰でも知ってるお話なのであらすじは端折らせていただきます。 映画版をぎゃーぎゃー言いながら観たクチですので、まあそのことにも触れつつ。。。 うん、原作を読んで、…

そして粛清の扉を (ねこ4.3匹)

黒武洋著。新潮文庫。第1回ホラーサスペンス大賞受賞作。 な、なんだーーーこれはーーー(笑) すごい話。高校の女教師が学校ジャック!自分の受け持ちのクラス生徒全員を人質にとり、 大騒動になります。 警察との対決、生徒との確執、集まった生徒の保護…