すべてが猫になる

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Jの神話 (ねこ0.5匹)

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乾くるみ著。講談社文庫。第4回受賞作。


ぐえ~~~~~~~~~~~。き、気持ち悪い。最悪っす。
読後感も最悪っす。

全寮制の女子校で起きる殺人。塔からの墜死、生徒会長の流産、背後に暗躍する「ジャック」の
正体とは???

ミステリ界、他に類をみない問題作じゃないでせうか、、、。
褒めてるんじゃありません、念のため。

たしかに、デビュー作とは思えないほど構成はしっかりしております。読みやすいし。
しかし、そういうことではない。

「ジャック」の正体、本気できもちわるひ……。
んも~、すごい展開。ありえない。これを先読みすることはどんな読者にも不可能。

探偵役の「黒猫」にも一言言いたい。(えらそう)
「黒猫」なんてすごそうな通り名をつけるほどの人物ではなかった。女性だからか知りませんが
警察も、事件関係者(被害者の身内など)も、あっさりとこの人に口を割る。
もうちょっと、苦労して下さいよ。
門前払いをされたり、嘘をつかれたりしてこそ手腕のみせどころでしょうに。

いやいや、そんなことより。
何度でも言いたい。気持ち悪いっす。食欲なくなります。


ファンの方、暴言失礼いたしました。。。
でも最後まで一気読みしたんだけどね。生理的に受け付けなさすぎたというだけで、駄作だとか
小説としてなっていない、という意味ではありませんゆえ。