2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
乙一著。集英社文庫。第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。 九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく――。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機…
綾辻行人著。講談社文庫。 半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。島に建つ 奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か? 犯人は誰なのか?(裏表紙引用) 再読による…
新堂冬樹著。講談社文庫。第7回受賞作。 いわゆる「街金」ミステリですね。「ミナミの帝王」の世界。(ストーリーは全く違います) 悪徳金融経営者(主人公)の周りで次々と起きる殺人。警察は彼を疑うが…。 簡単に言うとこういうお話です。 なかなか面白か…
殊能将之著。講談社文庫。 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要がある…
新潮文庫。三島由紀夫賞受賞作。 数少ない「出てたら新書即買い」作家の仲間入りです。 ちょっとこれは…冒頭の○ロ描写がどぎつくてびっくりしましたね(笑) 主人公のアイコがあんまり好きではなかった、かな。 でも本能のままに生きる姿に自分と重ねあわせ…
講談社文庫。 待望の文庫落ち。250ページくらいなので一気読み。 あいかわらずの舞城節、健在♪ デビュー作「煙か土か食い物」(メフィスト賞カテに載せてます)がインパクトありすぎたので、 前作に比べると衝撃度は薄いですが。前作と、新潮文庫「阿修羅…
舞城王太郎著。講談社文庫。第19回受賞作。 いきなりですが、これめちゃくちゃ好きです! 2005年ベストミステリ候補。 斬新な文体と個性あふれる世界観。 ちょっと暴力的な内容ですが、ハマる人は完全にハマる。 凄い作家が出てきたなあ。嬉しいかぎり…
高里椎奈著、講談社文庫。第11回受賞作。 こんなおっそろしい表紙の本に平気で手を出すようになったか私。 背表紙、濃いピンクですよだって。しかも白ヌキときた。 とりあえず、メインは怪しすぎる薬屋3人組。美少年。 探偵は裏稼業。 ほんでさらに彼らの…
綾辻行人著。講談社文庫。 ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる“問題”はひと筋縄ではいかないものばかり。崩落して誰も渡れなくなった〈どんどん橋〉の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、明るく平和だったはずのあの一家で……勃発する難事件の”犯人”…