すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2005-06-07から1日間の記事一覧

死にぞこないの青 (ねこ4匹)

幻冬舎文庫。これも書き下ろし。 これもかなりお気に入り。 いじめを受けて苦しむ小学生が主人公。 しかも、率先していじめているのは先生。許せない~~(怒) そんな少年の前に自分にしか見えない全身真っ青な男の子が現れます。 この不気味な「アオ」の正…

暗いところで待ち合わせ (ねこ4.8匹)

幻冬舎文庫。書き下ろし小説、だそうです。 乙氏作品で一番気に入ってるのがこれ。 盲目の少女と、後ろ暗い事情を持った青年が主人公。 ある事件の犯人として逃亡する青年が、一人暮らしの盲目の少女の家に逃げ込む。 誰かの気配に気付きながらも気付かない…

夏と花火と私の死体 (ねこ5匹)

乙一著。集英社文庫。第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。 九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく――。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機…

十角館の殺人 (ねこ5匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の七人が訪れる。島に建つ 奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生き残るのは誰か? 犯人は誰なのか?(裏表紙引用) 再読による…

血塗られた神話 (ねこ3.9匹)

新堂冬樹著。講談社文庫。第7回受賞作。 いわゆる「街金」ミステリですね。「ミナミの帝王」の世界。(ストーリーは全く違います) 悪徳金融経営者(主人公)の周りで次々と起きる殺人。警察は彼を疑うが…。 簡単に言うとこういうお話です。 なかなか面白か…

ハサミ男 (ねこ3.8匹)

殊能将之著。講談社文庫。 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要がある…