すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2005-06-06から1日間の記事一覧

阿修羅ガール (ねこ4匹)

新潮文庫。三島由紀夫賞受賞作。 数少ない「出てたら新書即買い」作家の仲間入りです。 ちょっとこれは…冒頭の○ロ描写がどぎつくてびっくりしましたね(笑) 主人公のアイコがあんまり好きではなかった、かな。 でも本能のままに生きる姿に自分と重ねあわせ…

世界は密室でできている。 (ねこ4.5匹)

講談社文庫。 待望の文庫落ち。250ページくらいなので一気読み。 あいかわらずの舞城節、健在♪ デビュー作「煙か土か食い物」(メフィスト賞カテに載せてます)がインパクトありすぎたので、 前作に比べると衝撃度は薄いですが。前作と、新潮文庫「阿修羅…

煙か土か食い物 (ねこ5匹)

舞城王太郎著。講談社文庫。第19回受賞作。 いきなりですが、これめちゃくちゃ好きです! 2005年ベストミステリ候補。 斬新な文体と個性あふれる世界観。 ちょっと暴力的な内容ですが、ハマる人は完全にハマる。 凄い作家が出てきたなあ。嬉しいかぎり…

銀の檻を溶かして 薬屋探偵妖綺談 (ねこ3.5匹)

高里椎奈著、講談社文庫。第11回受賞作。 こんなおっそろしい表紙の本に平気で手を出すようになったか私。 背表紙、濃いピンクですよだって。しかも白ヌキときた。 とりあえず、メインは怪しすぎる薬屋3人組。美少年。 探偵は裏稼業。 ほんでさらに彼らの…

どんどん橋、落ちた (ねこ4.2匹)

綾辻行人著。講談社文庫。 ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる“問題”はひと筋縄ではいかないものばかり。崩落して誰も渡れなくなった〈どんどん橋〉の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、明るく平和だったはずのあの一家で……勃発する難事件の”犯人”…