すべてが猫になる

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つぼやきのテリーヌ  (ねこ3.9匹)

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森博嗣著。講談社文庫。

 

しなければならないことは、すべて自分がしたいことだ―。思いついたことを思いついた順に綴った一〇〇個の端的エッセィからあふれ出す森イズム。斬新な発想と知的ユーモアで、人生はこんなにも豊かにできる。文庫好きを公言する小説家・森博嗣の、著作二六五冊目にして記念すべき、初の文庫書下ろし! (裏表紙引用)

 

 

...ってタイトル付けたいだけだろ、とそろそろ言いたくなる森さんのクリームシリーズ第2弾。100のつぶやきをまとめたものなので、どれがどうとかあれはどうとか私が引用しても感想文としての意味がない。前作とまったく感想が同じなのでな。。

 

個人的に好きなのは奥様への愛情が伝わる(6)の「弁当を作ってもらって、もの凄く嬉しかった」(シンプルで普通だけど森さんですよ森さん)。あとは風刺や警鐘みたいなものが多いので(森さんにそのつもりはなさそう)、勉強になるものもあれば「それは違うんだよ」と言いたくなるものも。そこが面白いかな。Twitterやブログの使い方は少し改めたほうがいいのかなあ。一見冷たくドライに感じる森さんの持論、下手したら小説より面白いかも。