すべてが猫になる

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魔法の色を知っているか? (ねこ3.7匹)

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森博嗣著。講談社タイガ

チベット、ナクチュ。外界から隔離された特別居住区。ハギリは「人工生体技術に関するシンポジウム」に出席するため、警護のウグイとアネバネと共にチベットを訪れ、その地では今も人間の子供が生まれていることを知る。生殖による人口増加が、限りなくゼロになった今、何故彼らは人を産むことができるのか? 圧倒的な未来ヴィジョンに高揚する、知性が紡ぐ生命の物語。(裏表紙引用)

Wシリーズ第2弾。

盛り上がってきたね。チベットのナクチュへ飛んだハギリとウグイ。そこでは未だに子どもが生まれ続けているので、その原因解明に。彼らが長寿ではないのは、人工細胞を拒否してるから。でも、何が足りないのかではないというのが盲点よね。今いる人間が永続して生きられるなら新たに生まれなくてもいいのか?それは科学的に両立出来ないのか?すごく興味深いテーマ。

このシリーズは他のシリーズみたいに1話完結型ではなく途中からは読めないので注意。あと、もう皆バラしてるので書くけど真賀田四季がかなり前に出てくる作品なのでその程度の前知識は必須だった。