“クソは変わらず日付が変わる”をモットーに、メイン州の町デリーで育った、ジョーンジー、ヘンリー、ビーヴァー、ピートの4人組。成人した今、それぞれの人生に問題を抱えながらも、毎年晩秋になると山間での鹿撃ちを楽しんでいた。だが、奇妙な遭難者の出現をきっかけに、いやおうもなく人類生殺の鍵を握る羽目に―。モダンホラーの巨匠が全精力を注いだ畢生の大作、開幕。
画像を作ったらなんやかんやで字を囲んだりするナントカ入力ができなくなった^^;
キングの超・超大作(キングほどになると4巻ごときで大作とは言えないか)読了。割とサクサク読めるのと、1冊1冊はそれほどページ数がないので(平均350~くらい)苦戦はしなかったなー。それにしてもキングは少年4人組の話が好きだねえ。厳密に言えば5人出てくるのだけど、その内の1人がちょっと特殊で特別な存在なので。
舞台はメイン州のデリー。(ITと繋がってるとは知らなかった)ジョーンジーら仲良し4人組が育った町に「リプリー」と後に呼ばれるエイリアンが出現する。エイリアンは人間の心に忍び込み、同化する。そのエイリアンを一掃しようとする特殊作戦部隊が結成されるが、隊長カーツは人間もろとも殲滅させようとしていた。ジョーンジー、ヘンリーは共に世界を救おうとするが――という三つ巴戦争の物語。
いやあとにかくしかしエイリアンを出産する人間のくだりが凄かった。文章からもう凄い臭いがしてくる。。そこが1番面白いかな?あとはジョーンジーにとりついた「ミスター・グレイ」。この2人のやり取りが結構笑えてしまう。ベーコン大好きグレイ。5人目の仲間・ダディッツの影響でテレパス?のようなものを使える設定なのがまたいい。普通の戦いじゃつまらないものね。<ドリームキャッチャー>というのは悪魔除けのことで先住民のお守りなのだけど、このお話では実はどういう意味があるのかを知るのも読みどころ。映画も観てみたいなー。ほぼホラーだろうけど、結構爽快感もあるしいいかも。