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死の天使ギルティネ/L'angelo  (ねこ3匹)

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サンドローネ・ダツィエーリ著。清水由貴子訳。ハヤカワ文庫。

 

ローマに到着した急行列車。しかし先頭車両の乗客は、全員死亡していた。イスラム過激派から犯行声明が出されるが、犯人の足跡はたどれない。捜査の方向性をめぐって上層部と衝突した女性捜査官コロンバは、変わり者だが抜群の観察眼を持つ知り合いのコンサルタント、ダンテに、ひそかに犯人捜しを依頼する。ダンテはしぶしぶ引き受けるが―。大ヒット・サスペンス『パードレはそこにいる』に続くシリーズ第二弾登場! (裏表紙引用)

 

 

イタリア発、機動隊副隊長のコロンバと失踪人コンサルタントのダンテコンビが活躍するシリーズ第2弾。「パードレはそこにいる」がかなり独特の面白さだったので当然第2弾も読んでみたが。。。ちょっと残念な作品だったかな。テロリストによる列車襲撃事件に端を発した壮大な連続殺人事件――と、言うにはあまりにも設定が大仰すぎて何が何だか。もう一体どういう世界の話なんだと。パードレのカリスマ性に比べたら今回登場するギルティネは不気味ではあるがしょぼいしなあ。

 

コロンバとダンテの魅力も徐々に欠けつつある。ダンテはかなり生い立ちがヤバいので時々病むのはしょうがないとしても、引くべきでないところで引いちゃうし捜査の役にもあまり立っていないような。コロンバもちょっと性に奔放すぎるし結構男に酷いことをしている。。。ケガしすぎだし。下品な単語も多くて辟易したり。ま、過激なのがこのシリーズの特色なんだけど。あ、部下のアルベルティだけは好きよ。自作CDはいらんけどw。

 

そしてまさかの「次号に続く」。。。読んでる内はもう次はヨマネと思っていたのだが次で完結らしいし結末を見届けようかどうしようか。。。

 

※今回なんかノレず読書メモを取らなかったので適当記事ですいません。ぶっちゃけあんま頭に入らなかった。。。