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都会のトム&ソーヤ 2 乱!RUN!ラン!  (ねこ3.7匹)

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はやみねかおる著。講談社YA!ENTERTAINMENT。

廃ビルの砦にこもって、究極のゲーム作りをめざす創也は、ライバルの天才ゲーム作家に会うため、手がかりを追ってデパートへ。しかし、そこで待っていたものは…。サバイバルの天才、内人を相棒に、都会の中で、新たな冒険がはじまる。 (あらすじ引用)


楽しい楽しいトム&ソーヤシリーズ第2弾~。図書館で見つけたら捕獲しないと!今度は3以降が全部なくなってたー。

今回は、頭脳派の創也とサバイバル達人の内人がコンビを組んで、閉店後の竜王デパートに忍び込みます。きっかけが、栗のCMだというのですから面白いですねー。天才ゲーム作家・栗井栄太は果たしてこの企みに関わっているのでしょうか。
竜王グループの後継者という立場を嫌がり、僕は僕だ、家は関係ないというポリシーを持つ創也ですが、いざとなると権力に甘えようとしてしまう姿にドキッとしました。内人、よく言った!創也の推理と内人の”傘袋ロープ”、対して現われた「鬼」の罠。お互いの頭脳と行動力がぶつかり合い、ハラハラの連続。暗い閉店後のデパートって怖いけど楽しいだろうな。全然昼間の賑やかさと雰囲気が違って。だからこそワクワクするんですよね。人間心理って不思議だ。

さて、本編はやはり「1」でも予告されていた、ゲームの館に突入!です。
うさんくさげなキャラクター達と共に、第五のゲームを見つけようと奮闘する参加者達。オチは意外とありふれていて、な~んだと思いましたがその後の創也の宣言がかっこ良かった。第2巻にしてこれで終わるのかと思わせる展開だったので、この続きにはホッとしました。

3巻は予測がつかないですね。たのしみ^^

                             (331P/読書所要時間1:30)