すべてが猫になる

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ネジ式ザゼツキー (ねこ4匹)

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島田荘司著。講談社文庫。

記憶に障害を持つ男エゴン・マーカットが書いた物語。そこには、蜜柑の樹の上の国、ネジ式の
関節を持つ妖精、人工筋肉で羽ばたく飛行機などが描かれていた。御手洗潔がそのファンタジー
読んだ時、エゴンの過去と物語に隠された驚愕の真実が浮かびあがる!(裏表紙引用)


キターーーーー!大当たり!!御手洗シリーズばんざい!島田せんせいに乾杯!!
良かった~、まだ御手洗シリーズで面白いのあった~~(*^^*)

と、言うのは読み終わった後の感想。(当たり前だ)いやいや^^;、実は最近純然たる
ミステリーを読むのを避けてるもんだから、途中までは結構だるかったのよね~^^;
「純然たる」と言ったって、そこは島田さん。ネジ式の首とか蜜柑共和国とか(み、みかん!?)
どこまで行くねん、という位凄い発想の内容で。最近読んだ本の影響か、首廻ったって
おいら怖くない。「ふーん、変だねー」とあくまでテンションは低い。
御手洗さんだって冒頭から普通に賢い感じで登場しちゃってるし、
なんか「頭がいい」って事以外じゃ個性なくなっちゃってるし。バイオリン下手らしいし。
今までなら「このとんでも世界が全て論理的に解決されるのか!!」と褒めに褒めているはず
なんですが、あまりの内容の蘊蓄っぷりになんと「島田さん初挫折なるか。。」とかなり
ノリ悪く読んでおりました。
文章かぶりますが最近ほんと「ミステリー読むのもうやめようかな」
と一瞬でも思った瞬間がある程で、「トリックとか論理とかいいから物語を読ませろー」
「しびれる文学求む~」なんて事すら感じておりました。。

が。

こ、このトリック凄く良くね??^^;
背広のアレとかめちゃくちゃ納得できね?
繋がってる、繋がってるよ!!これまでで最高なくらい論理的だよ!!!  ←(^^;)。。
うきゃー。ネジ式の首が~~~~~。銃痕が~~~~~~。みかんが~~~~~~。
これ、好きだーーーーーーーー(T^T)。

なんだかんだ言って結局自分が痺れるのはトリックなのか。ショックだ^^;。。
すいません、おいらやっぱミステリーが好きだーーーーーーーー。