考えることは必要だと思う。何故なら、人間が生きている理由がそこにあるからだ――。空気を読まない、誤解されることにまったく抵抗がない人気作家・森博嗣の書下ろし人気エッセィ第１２作。社会の仕組みから「ふともも」と「もも」の違い、奥様の鼻歌まで等距離で観察する森イズムに心が解放される全１００編。（裏表紙引用）
クリームシリーズの第１２弾。
エッセィの内容そのまま抜き出して「ここが共感した」など書くだけになりそうなので普段あまりこのシリーズの感想は書かないのだが、小説以外で出たらすぐに買う唯一のシリーズ。大変気に入っている。
１００タイトル、２ページずつの構成で綴られるエッセィ集。社会情勢、政治問題などにもフワっと触れられるようになってから、いつの時期に描かれたものか分かるのがいい。森さんの主力シリーズ、１７００万部売れているって凄いな。新書でも１０万部売れるっていうし。これでいくら印税が入るかも赤裸々に書かれていて興味深い。
時事ネタから言葉の誤用、趣味の話や奥様との関係などバラエティに富んだ学べて楽しい内容。１２冊目でも飽きないね。
