酒寄希望著。ヨシモトブックス。
大人気の女性お笑いグループ「ぼる塾」の育休中のメンバーが描く笑いと友情エッセイ 100ページ以上を書き下ろし&スペシャル企画も! 2020年11月からnoteで連載中のエッセイ、待望の書籍化。 「じつは、自分たちの面白さに気づいていない3人を知ってもらいたくて書きはじめた」と著者の言う通り、育休中のメンバーならではの絶妙な距離感によってぼる塾の魅力と楽しい日常が優しい言葉で描かれています。 今回、エッセイに加筆・修正し、書き下ろしもたっぷり収録。1章まるごと“酒寄さん編"として、初めて自身のことを語っています。他、メンバーのコーナーやぼる塾漫画などスペシャル企画も! 4人で楽しく作った、ぼる塾の集大成ともいえる本に。（紹介文引用）
旦那に「これ読みたい。買っといて」と言われたのでいそいそと注文した本。自分はぼる塾のファンというほどでもないけども好きではあるのでお付き合いで読んだ。エッセイというよりウェブ日記だし。
ぼる塾の現在の活躍は日本中で知らない人はいないほどだが、実はぼる塾がカルテット（４人組）だということをどれだけの人が知っているのだろうか。TVであんりさんが「私たちはいつでも誰でも育休が取れるというルールでやっている」と発言しているのを聞いたことがあり、「いいな」と思ったことがある。なので４人目のメンバー、酒寄さんがどういうキャラクターなのか興味があった。どちらかと言うと４人のお姉さんみたいな、冷静な観察眼で見守る感じかな？３人のことが大好きで、心から面白いと思っているのが伝わってくる。張り合わない、マウントを取らない、時代に合った４人の空気感が読んでいて心地よかった。何よりあんりさん、はるちゃん、田辺さんの言動にツッコミを入れる酒寄さんのワードセンスが光っていた。途中でレシピや漫画が入っているのも笑えたし。
最後の、酒寄さんの「ぼる塾に４人目はいらない、３人のバランスが完璧」だと「みんなが言ってる」発言に対して本気で怒る３人に感動したなあ。自分も、この本を読まなかったらそう思ったかもしれない。キャラクター的には酒寄さんはネタ作りやツッコミ専門の「頭脳」の人だと思うので、そういう錯覚をするかもね。自分がぼる塾でも酒寄さんは絶対に必要だって言うよ。視聴者がどう思うかなんてことを鼻で笑えるぐらい強い絆があるじゃないの。読んで良かった、すっかりぼる塾のファンになったよ。（特に田辺さんのキャラの強さ…女性芸人最強かも）
