すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし  (ねこ3.8匹)

f:id:yukiaya1031jp:20220107132451j:plain

阿佐ヶ谷姉妹著。幻冬舎文庫

40 代・独身・女芸人の同居生活はちょっとした小競合いと人情味溢れるご近所づきあいが満載。エアコンの設定温度や布団の陣地で揉める一方、ご近所からの手作り餃子おすそわけに舌鼓。白髪染めや運動不足等の加齢事情を抱えつつもマイペースな日々が続くと思いきや――。地味な暮らしと不思議な家族愛漂う往復エッセイ。「その後の姉妹」対談も収録。(裏表紙引用)
 
阿佐ヶ谷姉妹面白いよねえ~。ってことで、前から気になっていたこちらのエッセイをドラマ化に合わせて(といいつつドラマは観ていない、気がついたら1話が終わっていたのでもういいや、となってしまったためだよ)。姉の江里子さんと妹のみほさんが交互に綴る日常エッセイ。タイトルイメージそのまんまの、ほのぼのした内容。テレビで、お二人がマンションの隣同士に住んでいることを知っていたので、最初は同居していたということを知って驚き。差し入れなんてレベルじゃないご近所さんの豪華料理や行きつけのお店のみなさんの温かさ、家具の組み立てを手伝ってくれる芸人仲間との関係性などなど、阿佐ヶ谷姉妹の人柄だからこそ、阿佐ヶ谷という町だからこそ、の人情が伝わってきて良かったな~。でもちょっと意外だったのが、みほさんの性格かな。江里子さんは想像通りな感じだったんだけど、みほさんは結構神経質っぽいかな?まあでもどれだけ好きでも、四六時中同じ人とずっと顔を合わせているとキーッてなるの分からなくもないかな。歩いていて江里子さんを撒く、っていうのにはビックリしたけど。それって結構重症な気が。とはいえなんだかんだ離れられない2人の仲の良さにホッコリ。売れっ子芸能人の日常、感性って感じが全くしなかったな~。それがこの2人の最大の魅力かしら。