二階堂黎人著。講談社文庫。
幽玄なる山岳地帯、独仏国境の深い渓谷を挟んで対峙する双子の古城・人狼城。フランス側
<青の狼城>を訪れた社交サロンのメンバーは、酸鼻極まる連続殺人の犠牲となっていく。
恐るべき殺戮を繰り返す神出鬼没の殺人鬼「人狼」の正体は?(裏表紙引用)
第一部・第二部、どちらから読んでも支障はないみたいですね。でも普通にドイツ編から
読んだ方が、プロローグの不気味さを比べてもいいんじゃないかと私は思うわけで。
「なんか凄いもんが始まった」というワクワク感は、ドイツ編のプロローグの方が強い。
あらすじを読み比べてもおわかりのように、登場人物と舞台が違うだけで、ドイツ編とは
対となった内容。しかし、あの長~~~い第一部の凄まじい物語を読んだ者としては
全く似たようなストーリーだったらがっかりしますよね。そこは大丈夫!
確かに重なる所は多いけれど、「比べてどっきり、違いにびっくり」な楽しみ方が
出来るのが嬉しい。微妙に相互の役割がズレてたりするんですよ。ひひひ。
で、そろそろ伏線とか気にした方がいいかな~^^;、と思いまして、僭越ながらわたくし
「この楽○があやしい!」とか小学生レベルで抜き出しては見たんですが。。。
わ、わかんね~~~~~~。そもそもこんなスケールのでかいミステリは初めてなもので、
何が仕掛けられてるのかさっぱりわかんね。
第一、だんだんおかしな展開になって来ましたぞ?「星気体兵士」とか言われても^^;;;
なんなの?人狼ってどうなったの???そもそも動機ってあるの?きゃーたのしみー。
同じ作家を続けて読めない飽き症のゆきあやが、珍しく明日用に「探偵編」をバッグに
詰めました。念のため(蘭子出るらしいからね^^;)、小野さんも保険で入れておこう。。
いや、歌野さんの方が、、いやいや、久々に西澤さん、、、。