すべてが猫になる

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南極。  (ねこ3匹)

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丸い肉塊に黒い縦筋が十数本。その不気味な肉質が蛇腹のように縮んで、にゅう、と眉毛が八の字になった―人気最低の四流小説家、南極夏彦(通称・簾禿げ)と編集者たちが繰り広げるナンセンスギャグの極致が、ついに文庫化。赤塚不二夫秋本治とのコラボレーションなど、豪華連作全8編と、巻末には南極夏彦インタビューを特別収録。(裏表紙引用)

 


感想書くのメンドくさいなあコレ・・・(´O`)
「どすこい」よりはマシ、ぐらいの、京極さんのギャグ小説第2弾。主人公に売れないカス五流作家・南国夏彦を据えた名作パロディの数々。オカルト専門家?やギャルの書評家などなどと共にあちこちのパーティや霊感スポットなどなどに顔を出しドタバタを繰り広げるという。。。パターンとしては、南極が「わ・し」と言って登場し(マジでイラっとくる、笑)、担当編集者の椎塚さんに蹴ったり踏んだり罵詈雑言を吐かれて飛んでいくという。。。

 

各タイトルは
「海で乾いていろ! 消極的彦」
宍道湖鮫」 京極メキシコ」
「夜尿中 ナッチー京極」
ぬらりひょんの褌 秋本治×京極夏彦
「ガスノート」
「探偵がリレーを……」
「毒マッスル海胆ばーさん用米糠盗る」
「巷説ギャグ物語 赤塚不二夫÷京極夏彦


こうして見ると、国民的人気漫画とコラボしたり名作をパロっていたりと凄いメンツ揃いなのだが。凄いことだということは分かるんだけど、私、あんまどっちの漫画も好きではないやつだったのでノレず。ジャンプ読んでた頃も、それと男塾だけは飛ばしてたのよね^^;それらには該当しないけど、私あまり下品なギャグ好きじゃないもんで。。。ギャグが低俗とか小説は高尚とかそういうことじゃなくて、面白いかどうかしか評価の基準はないわけで、そういう観点で言えばやっぱりこの小説は^^;ぐいぐい読ませる文章だけは流石だなと思うけど。チョコチョコ入るイラストが可愛かったのと、風刺的な要素は結構うんうんと頷けるものが多くて、なんだかんだ悪くはなかったのかなあと。何度も思うけど、長いのよ。