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ダーク・タワーⅡ 運命の三人/The Dark Tower Ⅱ The Drawing of the Three

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旅をともにしてきた少年ジェイクを、〈暗黒の塔〉への執念から見捨てた〈ガンスリンガー〉ローランド。旅を続ける彼は〈黒衣の男〉の言葉通り浜辺へと辿り着くが、そこで待っていたのはロブスターの化け物だった……。右手の指2本を失うという拳銃使いとして致命的な傷を負ったローランドが、毒と熱に苦しむなか、発見した不思議なドアとは――。キング畢生の超大作シリーズ第II部! (上巻裏表紙引用)

 


キングの大長編<ダーク・タワー>シリーズの2巻目。1の内容を全く覚えていなくても大丈夫、巻頭に「今までのあらすじ」が付いている。<1>では「ガンスリンガーってなんじゃ?」「暗黒の塔ってなんじゃ?」状態でその場に留まっていたストーリーが、やっと動き始めたという感じ。<1>は退屈極まりなかったが、そこそこは面白くなってきた。ガンスリンガー(ローランド)の世界と、ドラッグの運び屋(エディ)との世界を繋ぐドアが出現し、ローランドがエディの身体に乗り移ったりしてドラッグ世界でのドタバタを解決し、エディとローランドが同じ世界に存在するみたいな流れが上巻。下巻では事故で両足を失った黒人女性(オデッタ)が登場するが、このオデッタにはもう1人の自分(デッタ)が存在していて、この片割れがめちゃくちゃガラが悪くて色々騒動を引き起こすっていう。オデッタのほうは上品なのでエディと惹かれあったりするのだけども。エディとしてはデッタを封印したいところ。

 

サクサク読みやすいし、ロブスターとの闘いとかはキングらしい描写で面白いと思うしいいと思うんだけど。どうしても<暗黒の塔>に興味が持てないのと、ローランドにもっと魅力があればなあとひたすら思う。。。続きが気にならないって致命的だ。それでもこのシリーズ、Ⅶ巻まであるんだよね。。。(しかも巻によっては上中下)。1年以内に読み終わるといいが。