すべてが猫になる

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ブラックスローン (ねこ3.5匹)

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加藤実秋著。集英社文庫

 

個性的なホストたちが人気を集める渋谷のホストクラブ「club indigo」。常連客の真千子が殺され、指名されていたホスト・DJ本気が疑われる。オーナーの晶とホストたちが事件を追ううち、ネット上に「もう一つのindigo」が存在し、真千子がそこを運営していたことが分かる。ネットとリアルの両方から犯人探しを進める晶たちだが…。大人気シリーズ最新作が文庫オリジナルで登場! (裏表紙引用)

 


クラブインディゴシリーズ第5弾は、初の長編。短編ばかりで発表され続けているシリーズに長編って、合わないんじゃないの~~?と思っていたが、全くそんなこたぁなかった。と言っても200数ページしかないのだが。

 

クラブインディゴのホスト、DJ本気(マジ)の常連客である真千子が何者かに刺殺されるという事件。警察にDJ本気が疑われ、晶たちが真千子の周辺を調べるストーリー。探っていくうちに、真千子はオンラインゲームのオーナーであったことがわかる。そのゲーム内には、リアルインディゴそっくりのホストクラブがあって。。。

 

晶さん、前作ではフロッピーディスクどこに入れるのとか言ってた癖にアバターとか知ってるんだ。と、キャラ設定のブレをところどころに感じつつ。オンラインゲームは数年やっていたことがあるのでイメージしやすかったのと、ネットの世界が犯罪の温床になるというところが現代風で面白く感じた。ところでしかし、それがわたしのイメージしているものだとすれば、ゲーム上で人の本名などの個人情報ベラベラ晶さんが話してるのってアリなの?

 

と、楽しみつつもなんだか相変わらずの違和感がつきまとう作品でありました。そろそろ挫折しようかな。好きだったイラストじゃなくなったし(←それが1番大きい)。