地響きがする―と思って戴きたい…相撲取りの討ち入りを描く「四十七人の力士」、肥満ミトコンドリアが暴れる「パラサイト・デブ」などなど数々の名作を下敷きに、パロディの極北を目指したお笑い連作巨編がついに文庫化。炸烈する京極ギャグの奔流に、いつしかあなたは肉の虜となる。しりあがり寿先生の4コマは最新作だし、解説には大盛肉子ちゃんがゲスト出演。全編でぶのちゃんこ盛り!(裏表紙引用)
読まずに生きていこうかどうしようか迷っていた、京極さんのギャグ小説集。全ての短編が、ベストセラー作品のパロディ、それも全部「でぶ」がテーマ。
池宮彰一郎「四十七人の刺客」をパロった「四十七人の力士」、瀬名秀明「パラサイト・イヴ」をパロった「パラサイト・デブ」、森博嗣「すべてがFになる」をパロった「すべてがデブになる」、鈴木光司「リング」「らせん」をパロった「土俵(リング)・でぶせん」、小野不由美「屍鬼」をパロった「脂鬼」、宮部みゆき「理由」をパロった「理油」、竹本健治「ウロボロスの基礎論」をパロった「ウロボロスの基礎代謝」。もうタイトルだけで完全にオチちゃっているので、内容はないよう。。。