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紅天蛾 新宿少年探偵団  (ねこ3.5匹)

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太田忠司著。講談社文庫。

新宿駅前に”空飛ぶメリーゴーラウンド”が現れた。回転する木馬から舞い降りた少女・紅天蛾は七人の忠実な下僕を操り、超常なる力によって破壊と略奪を繰り返す。警察なんて当てにはできない。新宿少年探偵団が無垢なる悪意に闘いを挑む。江戸川乱歩の世界を現代によみがえらせる長編冒険ファンタジー!(裏表紙引用)


恒例の年に一冊太田忠司! ←もっと頑張れよ。。
シリーズ第4弾です。ここまで来ると作風が固定されて来る・・のかな、と思いましたが、あれまあ、何だか思いっきり”ファンタジー”の方向へシフトされているような^^;このカテゴリに入れていいものかどうか迷いましたさすがに。
しかも、主人公が壮助たちじゃなくて蘇芳になっているような^^;;少年探偵団!じゃなくて”蘇芳とゆかいな仲間たち”って言った方が合うんじゃないか。。まあそれでも少年達4人組も大活躍するのですが。今回は面白い道具も飛び出したり、麻里(美香)に凄い能力が発現したり(笑)となんだかもの凄いことになってます。それに見合うほどに今回の怪人はやる事が派手で。それはさておき最後に出て来たあのおかあさんは何だ(笑)これからのサブキャラになるのか。。身内はまずいだろ身内は。

まあ、普通に楽しめるのですが、なんとなく付いて行けていない自分がいたり。シリーズのラストできちんと感動するためにも、もう少しインターバルをなんとかして思い入れを強くしておくべきでしょうか。