すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

踊る夜光怪人  (ねこ3.6匹)

イメージ 1

はやみねかおる著。講談社文庫。


夜光怪人出没の噂を確かめに亜衣たちは夜の桜林公園へ。やはりそこには闇に踊り、首が取れる光る
怪人が!文芸部後輩の千秋の実家、虹斎寺の和尚さんは、亜衣と麗一に難解な暗号が記された古い
巻物を見せる。怪人と暗号、両方の謎が解けたという教授、名探偵夢水清志郎は、町の人を集めて何を
始めるのか。 (裏表紙引用)



<名探偵夢水清志郎事件ノート>シリーズ第5弾~。
今回は”暗号”をメインにした、乱歩を彷彿とさせる事件です。さまざまな暗号が登場するので
暗号好きの人にはたまらない内容。
食い意地が張りながらも、さくさくと暗号を解き明かす教授はやっぱりかっこいい。今回は
やたらそうめんを食べてるシーンが多い^^;そして教授のスーツからカビが生えていた
シーンに大苦笑^^;;
今回、亜衣ちゃんのボーイフレンド(?)レーチが活躍するのですが、文芸部の”カマキリ”部長
とレーチのお約束のやり取りがツボでしたね。そしてツボと言えば、亜衣とレーチの心の距離が
気になるところです。やっぱりこの時期、男の子の方がウブなんでしょうかね^^

事件のクライマックスは、まさに年代向けらしい、教授らしい”みんなが笑顔になる”解決。
口先や見た目だけではない、人の心を汲む気持ちを大人からちゃんと学ぶ亜衣達はえらい。
ということはやっぱり教授はえらいのか。。