講談社ノベルス。
シリーズ第2弾。
今回の伝説はこっぱずかしいので引用させていただきます。
「好きな人の誕生日にね、ピンクのペンで描いたハートの絵を送るの。
で、相手の人もその子のことが好きだったら、もらったハートに今度は水色のペンで
矢が突き刺さった絵を描いて、その子の誕生日にお返しするの。
キューピッドの矢に貫かれた二人は永遠に幸せになれるんだって。
ね、素敵でしょ。」
…………。はははは…(力なき笑い)
えーと、事件の方はというと。
コンピューター室で発見された女性の死体。その死体は全身をピンク色に塗られていた!!
という感じ。
今回は、前作でちらっと出た芸能人グループ「エミュー」のメンバー、ナオキと、ファン(アイドル)
の弓絵が登場。
アリバイ崩しものイコール犯人が最初にわかっている、という図式からちょっと違う趣向で
描いてきました。
よくあるアリバイ写真から矛盾点を解いていくもの、ですが、これはなかなかのもの。
ただ、ちょ~っと強引な点が多々あったかなあ。(アリバイ崩し以外でも)
ペンキの謎もいまひとつ、、、物足りません。