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ハリー・ポッターと賢者の石 /Harry Potter and the Philosopher's Stone (ねこ3.8匹)

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J・K・ローリング著。静山社。

ロンドン郊外の平凡な家庭でおじとおばに育てられたハリー・ポッターは自分の出生を何も知らないまま
11歳の誕生日を迎えた。自分が魔法使いであり魔法界では知らぬ者はいない事も、両親は事故ではなく
暗黒の魔法使いヴェルデモートに殺された事も。魔法学校への入学許可証が届けられたハリーは
ホグワーツ行きの汽車に無事乗り込み勇む。ハリーを待っていたのは夢と冒険と素敵な仲間。
そして、自分の生い立ちを巡る謎を解く鍵も。。


最初にどん底の不幸な状況から実は……で旅立ち荊の道から壮大な運命のめくるめく冒険、
昔読んだ王道の文学達のそのままのスタイルのお話なんですねえ。スポーツの試合とか
汽車の乗り方とか、全部がロールプレイングゲームみたいで。

序盤、魔法学校へ行くまではかぶりつきで読んでたんですけど、
う~ん、もっともっと面白いのかなと思ってたんですよね。映像がやたらと浮かぶ作品なので
映画の方が自分は楽しめたのかなあ、と思ったり。
いや、面白かったんですけど、自分が思っているファンタジーとはちょっと違うなあ、と^^;。
むか~~しの海外名作全集ばかり何度も何度も読んでいたあのころの自分なら
この本を50回でも100回でも読み返すだろうなあ、と思ったけれど。
大人が読んでも面白いけれど、やっぱり子供向けな印象。
実際子供の方が感受性が強くてびっくりするぐらいポイントを掴んで吸収するので
今読みたくなかったな。少なくとも自分の場合は。

続編で大人としてハマれる事を祈る。