すべてが猫になる

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君が見たのは誰の夢?  (ねこ3.8匹)

森博嗣著。講談社タイガ

ドイツで受けた精密検査でロジに不具合が見つかった。詳しく 調べるため、グアトと共に日本へ帰国。情報局本部に近い病院へ 入院した。そのロジの診断データが、外部に漏洩しているという。 ロジは、まったく未知の新種ウィルスに感染している可能性が あり、何者かがその情報を探っていると思われた。ロジを心配して 病院へ向かうグアトは、そこでロジの姉と称する女性と出会うが。(裏表紙引用)
 
WWシリーズ第7弾。
もうネタバレしないとどうにもならない所まで話が進んだのでネタバレで進行します。
 
 
 
今回は日本へ帰ってきたグアトとロジ。ロジがウイルスに感染し、そのデータを盗もうとしている勢力があり実際そいつらにグアトとロジが襲われまくるという展開。コロナの時期と合わせてこの発想が出たのか元々準備されていたものなのかは不明。マガタシキの壮大なる目的がいよいよ明確になってきた感じ。ロイディやサエバミチル、クジアキラの名前まで続々登場します。これはS&Мシリーズから百年シリーズまで網羅しここまで読んできている読者でないと全く理解できないと思われ。やはり繋がっているんだな。
 
そしてロジがまさかの妊娠(どうやって?は野暮かしら)!それを知らされたグアトのうろたえっぷりが面白い。そりゃ、「もう産まれました」だからねえ。。次作は可愛い赤ちゃんが登場するのかしら。楽しみ。
 
それにしても、自分が何人もいたらって想像すると。。