すべてが猫になる

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ハートに火をつけないで/Swamp Team 3  (ねこ4匹)

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ジャナ・デリオン著。島村浩子訳。創元推理文庫

身分を偽り小さな町で暮らすCIAスパイ・フォーチュンは、気になる保安官助手カーターとディナーに向かう道中、友人のカフェ店員アリーの家が火事になったことを知る。幸い彼女は無事だったが、原因は放火と判明。初めてできた大事な同年代の友のため、フォーチュンはカーターの制止も聞かず、町を知りつくした年上の友人アイダ・ベルとガーティとともに放火犯探しを開始、町を混乱に巻きこんでいく! 大好評〈ワニ町〉第4弾!(紹介文引用)
 
ワニ町シリーズ第4弾デター。
出たらすぐ読むほどハマった海外作品は久しぶり。いつも内容ぴったりのいい邦題つくねえ。原題は原点に戻った感じするけども。とにかく今回も面白かった!!カーターとめっちゃ進展してるじゃん!
 
実はフォーチュンがシンフルに来てまだ3週間しか経っていないのがビックリ。原作は20作も出ているとのこと、どんだけ次々と事件が起こるんだシンフル。つまりフォーチュンはまだまだシンフルから出て行かないってことで嬉しいな。いつも美味しいお菓子を焼いてくれるウェイトレス、フォーチュンらの友人でもあるアリーの家が放火された!ってことで。人殺しは起きるし放火も。フォーチュンはカーターに正体を隠しながら、毎度おなじみアイダ・ベルとガーティと共に今回もドタバタ。火のついたワックスやネコを投げつけられたりフォーチュンに撃たれたり捜査から外されたりと、またしても踏んだり蹴ったりのカーター。それでもフォーチュンを信じて守りぬくぞ。フォーチュンと付き合いたかったら、普通の感性を持っていたらダメだとそろそろ気づき始めた模様。それに引き換え、犯人ときたら。。自分のことしか考えてないんだなあ。不審者の正体は早々に見当がついたものの、そこは問題じゃないので。日々彼女たちと絆を深めていくのがこのシリーズの魅力なので、今回も大満足。