すべてが猫になる

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2017-01-31から1日間の記事一覧

書楼弔堂 破曉  (ねこ3.8匹)

京極夏彦著。集英社文庫。 明治二十年代の半ば。雑木林と荒れ地ばかりの東京の外れで日々無為に過ごしていた高遠は、異様な書舗と巡りあう。本は墓のようなものだという主人が営む店の名は、書楼弔堂。古今東西の書物が集められたその店を、最後の浮世絵師月…