すべてが猫になる

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のっけから失礼します  (ねこ3.8匹)

三浦しをん著。集英社文庫

愛する漫画や宝塚、EXILE一族への熱き想い、家族との心温まったり温まらなかったりする交流、旅先でのあれこれ、タクシーで個性的な運転手さんと繰り広げられる会話、ふとしたきっかけから広がる壮大な空想……。なにげない日常のはずなのに、なぜだかおかしい。雑誌「BAILA」での連載5年分+αのエピソードがこれでもかと詰め込まれた、三浦しをんワールド全開の爆笑エッセイ集。(裏表紙引用)
 
しをんさんの爆笑エッセイを久しぶりに。
小説のほうは数冊しか読んだことがないのにエッセイばかり。。ひどい読者だ。「のっけから失礼します」とは、女性ファッション誌「BAILA」の巻頭に載っていたからつけたタイトルらしい。オシャレなファッション誌にこんなビロウな、みたいな意味があるっぽい。しをんさんは変わらずミーハーというかオタク気質。私があまり好きではない芸能人&ジャンルばかりなのでちょっと呆れつつ(すまん)まあでもとにかく楽しそうで何より笑。
 
一人称の「俺」とか親切にしてもらったイケメンへの妄想とか極端な被害者意識とか、面白すぎて涙が出る内容。自分がアスリートだったら、と細かい妄想を繰り広げる知人、キウイを育てまくり娘の家のあちこちにキウイを吊るしまくるお父様。。お母様の庭にオウムがいる!!事件も笑った。
 
とにかくしをんさんのエッセイは笑えるし内容があるようなないような感じがいい。次の「しんがり~」も早く読もう。べるさん教えてくれてありがとうです。