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別冊 図書館戦争 Ⅰ  (ねこ3.7匹)

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図書館戦争』スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート! (紹介文引用)

 

 

ソロモン三冊の後だとサクサク読み終わりすぎて引く。

 

と、いうわけで図書館シリーズ番外編、5編収録の短編集。本編ラストで既に郁と堂上が○○しており、「そりゃないぜ、こちとらそれまでの紆余曲折が読みたいのによぅ」と悶々していたが…それが聞こえたかのようなその「紆余曲折」が本書では繰り広げられていた。

 

初デート、初うにゃうにゃ、初彼氏宅訪問などなどてんこもり。とにかくその全てがこれでもかというほどのベタ甘。。おいおい、君たち30歳と25歳だろう?高校生でも今時こんなじれったい純情交際してないぜ?ていうかこんな男絶対リアルにいないぜ?というレベルの…まあファンならお察しベタベタテレテレイチャイチャのオンパレード。。読んでて恥ずかしいわ。

 

まあそれはいいとして(良かないが)、児童室で酔っ払って郁に痴漢を働いたおっさんの事件とか…就職のために窃盗を繰り返した青年とか…に、対する、郁の考え方に全く同意できなくて…。このケース、同情の余地あるか?どんだけ追い詰められても、こういう犯罪はやらない人は絶対やらんしやらない人の方が圧倒的に多いのでは。。。痴漢されて彼氏に「あの人にも色々あるから分かってやれ」って言われたらキレない?あ、でも、被害者が堂上だったら話は別なのかな。
でもまあ、郁の危険を顧みず危地に飛び込むところとかは嫌いではない。。。

 

などなど。
短篇としては「こらえる声」が良かったかな。タイトルの意味…!最後まで読んで真意がわかるっていう。あとはまあ、そこそこ。良化特務機関なんかもやっぱり関わってくるけど、本筋ではない感じ。だからいつものより読みやすいかなあ。ああ、これが実在するお仕事だったら違う気持ちでその部分も読めるのになあ。ともあれ、Ⅱに行きます。