有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。（紹介文引用）
図書館戦争シリーズ第３弾。前作を読んでから随分間が空いてしまったのはなぜだろう…。ベタ甘と戦争の描写が乖離しているのがそんなに辛かったかなあ～。でも久々に読んでみるとこれが面白くて面白くてスイスイ進む。今の気分はコレだったんだなあと喜びつつ。だって私、有川作品で１番好きなキャラは堂上だもんねえ。
ところでこれは短編集のような体裁で１話ずつ違う出来事を扱っている。図書館で痴漢とか○ねばいいのに。郁は自分で悲観するほどルックス悪くないと思うんだけどなあ。イメージが榮倉奈々ちゃんで固定されてるからかな。。昇任試験の章では郁が堂上を王子様だから好きなのか分からなくて悶々とする姿が。これは気持ち分かるな。ありの～～ままの～♪じゃないけど、王子様じゃなくても好きだと思えないと失礼っていうのは。手塚のすっぱいぶどうの解釈も良かった。
「ねじれたコトバ」に出てきた爽やか人気俳優、私は全然いいと思わなかったな。。もちろん「床屋」を差別用語にされて憤る気持ちは理解するけど、その感情をインタビュアーにぶつけるのは別問題じゃない？売れてなくても同じ態度取れるのかなあって思ってしまった。仕事で感情的になる人好かん。
後半は郁の里帰り+シリーズ本領の図書館戦争勃発。やっぱ戦争に突入するとしんどい＾＾；女子のイジメ問題と、人が撃たれて死ぬ戦争が同じ生活圏にあるっていうのがどうもなあ。まあ、そういうシリーズなんだけど。それはもういいから、郁と堂上の関係をはやく。
